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2018.05.14

CEOを目指すなら トップに上り詰める4つの方法

Gajus / Shutterstock.com


新たなカテゴリーである3の急速出世リーダータイプは、非常に一般的になりつつある。伝統から離れ、Cスイート(経営トップ層)よりも地位が数段下のリーダーを昇進させる企業が増えているのだ。

こうしたタイプは「会社にとって適切な考え方を実現し、新たな基準を設定できる」とフランゴスは指摘。急速出世リーダーの例として、シスコのチャック・ロビンスCEOを挙げた。また、グーグルのサンダー・ピチャイCEOや、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOもこのタイプだ。

最後の創業者タイプは、一流企業の役員たちが退職し、自分の企業を設立したり、駆け出しの企業に合流したりする事例が相次いだ結果、人気を集めるようになった。このキャリアパスには、人とは異なる考え方、特に現在の会社では予測されていないようなリスクへの対処能力が必要となる。

またフランゴスの調査からは、他の役員との相性が、従来型企業で働くときよりも重要となることが明らかになった。

驚くほど多くの創業者タイプが企業界に戻ってくるのも、これが理由の一つかもしれない。だが多くの場合、起業家としての経験を新たに携えた創業者タイプのリーダーが舞い戻る先は、新鮮さを求めてはいるが大胆になりきれず、大規模事業経験のない人材を選ぶことに抵抗がある企業だ。

しかしフランゴスによれば、成功を収めた多くのリーダーが、キャリアの中で異なるカテゴリーを行ったり来たりするのだという。役員は一定のレベルに達すると、後退となる出来事が一つや二つあったとしても、この経験を少なくともうわべでは格上に見える何かに発展させることが可能だと言われている。

もちろん、役員に上り詰めるためにはレジリエンス(回復力)と固い決意が不可欠だとされることからも分かる通り、こうしたタイプの人は、紆余曲折した経歴でさえも計画の一部なのだ、と自分自身と他人を納得させられる人だ。

編集=遠藤宗生

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