信じてはダメ! 食べ物を巡る5つの「うわさ」

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3. 有機食品の方が絶対に良い?

加工食品の売り文句を信じるのはやめよう。包装に「無脂肪」や「グルテンフリー」と書いてある場合は、砂糖が多めに入っていることがほとんどだ。

ラベルに「有機食品」と書かれているからといって、それが健康的な食品であるとは限らない。食料品を買うときは、加工ができるだけ少ないものを買うようにしよう。

4. 〇〇ダイエットさえすれば痩せる?

どんなダイエット法が今月の健康雑誌の表紙を飾ったとしても、減量・リバウンド予防にクラッシュダイエット(毎日のカロリー摂取量を極端に減らすダイエット)が良くないのは明らかだ。減量に近道はない。パレオダイエットやケトジェニックダイエットなどの食生活のどれを実践しても、減量が成功するのは、その食生活を健康的なライフスタイルの一部として取り入れた場合のみだ。

ダイエットの成果を出すためには、明らかな変化が出るまで続けなければならない。これは72時間でも、2週間でもない。健康的な食生活は人によって違い、自分と自分の体に何が合っているかを見極めるまでには時間と労力がかかる。自分のライフスタイルに合う、バランスの取れた食事をし、週に3、4回運動をすることが減量とリバウンド予防の最善策だ。

5. 健康でいるために最も重要なのは食生活?

食生活と運動は、健康を維持し、病気を予防するために欠かせない要素だ。しかし、この2つがそろっても、必ず健康に長生きできるとは限らない。心理学者のスーザン・ピンカーは、人気を博した自身のTEDトークで、食生活と運動は健康に大きな影響を与えるものの、寿命に最も影響する要素ではないと話した。

それでは、長寿を達成するためには一体何が必要なのか? ピンカーの研究では、人と密接な関わりを持ち、社会的な交流をすることが食生活よりも強力な効果を発揮すると示された。健康的な食生活と定期的な運動は大事だが、外に出て、仲の良い友人や家族との絆を深めたり、新たな人に出会ったり、自分が持つつながりを大切に思うことも必要だ。

翻訳・編集=出田静

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