発売前のiPhone XやGalaxy S9、Galaxy Note 8のデザインを事前にリークしたことで知られるケースメーカー「Olixar」が、アップルが今年発売するiPhone Xの廉価版モデル「Phone X SE」と推測できる端末のデザインを明らかにした。
そこに示された端末は、ベゼルの幅を抑えた画面にFace IDを格納しており、ディスプレイのサイズは縦12.1cm×幅5.5cmで現行モデルのiPhone SEとほぼ同じサイズとなっている。参考までに5.8インチのiPhone Xのサイズは縦が14.4cm×幅7.1cmとなっている。
現状でアップルは今年、4つの新型iPhoneを年内に投入するとみられている。現行モデルのSEと全く同じ外見になると予想される「iPhone SE2」と、iPhone Xの廉価版的位置づけで、550ドルで販売される「iPhone X SE」、iPhone Xの2世代目のモデル、さらにiPhone Xの大型版の「iPhone X Plus」だ。
Olixarの主張では今回リークされたデザインはiPhone X SEのものだという。しかし、英国のサイト「Mobile Fun」はこれがiPhone SE2のものだとしている。どちらの主張が正しいのかは不明だが、iPhone X SEが予想よりもかなり小さな端末になる可能性もある。
ただし、Mobile Funに確認したところさらに興味深い事実が浮上した。彼らは中国の製造チームから工場内で撮影された写真を入手しており、そこには新端末向けの液晶保護ガラスの隣に、サイズの比較のためにiPhone SEが置かれていた。
Mobile Funによると、アップルはiPhone SEの新モデルと廉価版iPhone Xの名称をまだ決めかねているという。
Olixarは過去に誤った情報を流したことがあった。筆者は昨年Olixarから、グーグルの「Pixel 2」と「Pixel 2 XL」のものとされる図面を受け取ったが、Pixel 2の図面は正しいものではなかった。
外見から推測する限りでは今回のリーク画像はiPhone SE2よりも、iPhone X SEのものである可能性が高い。筆者としては、Olixarの情報が正しいことを信じたいところだ。