履歴書へのうそ記載、ばれなければOK?

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あなたは今、自分がでっちあげた資格について雇用者から指摘されることをあまり心配していないようだが、私は他の人にそのようなストレス下で働いてほしくはない。仕事というのはただでさえストレスが多いものなのに、それに加えて「履歴書の半分が作り話だと会社に気づかれたらどうしよう?」と毎日気を揉むことになる。

働く者にとって理想的な状態は、自分の仕事が好きで、仕事環境に十分満足していることだ。仕事上ではいかなる緊張もあってはならないし、あったとしてもできるだけ最小限に留めるべきだ。

あなたと雇用者が対立関係に陥れば、皆が悪影響を受ける。自分を偽って毎日出勤することで、精神的、感情的、身体的な犠牲が生じないわけがない。それはゆがんだ生き方だ。仮面を被って仕事をすれば、自分の力を行使していないことになる。

別のキャラクターを演じるのでなく、本当の自分に戻って、その姿を評価してくれる人たちと働いて欲しい。虚偽の資格が羅列された履歴書を根拠に採用されるよりも、前職での実際の業績を評価されて就職する方が、どんなに素晴らしいだろう? それこそが大きな勝利といえるだろう。

次の就職活動には、虚偽の資格を記載した履歴書を使わずとも、自信を持って臨めるかもしれない。そうであれば、そんなあなたを私たちは祝福したい!

編集=遠藤宗生

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