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2018.05.16

なぜ、約7割のスタートアップが失敗に終わるのか?

Olena Yakobchuk / shutterstock

近年、シリコンバレーを中心に、多くのスタートアップが大企業へと成長している。例えば、2005年に学生たちが立ち上げたウェブサイトに1480万ドルを投じたベンチャー投資会社アクセル・パートナーズは56億ドルのリターンを得ている。その企業こそ、今や14億人以上のユーザーを抱える世界最大のSNS「フェイスブック」である。

しかし成功する企業もあれば、破綻する企業も。米調査会社CBインサイトによると、テクノロジー系新興企業の70%が失敗している。ハードウェア企業の場合は97%が破綻に追い込まれている。今回、同社の調査からわかった主な失敗の要因をご紹介しよう。

アーディオ 2010-2015

音楽配信サイトとして人気を博したものの、スポティファイの北米上陸とともに人気が下降。破綻後、同業のパンドラに買収された。

クワーキー 2009-2015

創業者ベン・カウフマンのもと、ユーザーのアイデアを投票で製品化するクラウドソーシングサイトとしてヒット商品を連発。だが、製造費や宣伝費の負担に耐えきれずに破綻した。

ジョウボーン 1999-2017

ウェアラブル端末を看板に急成長も、ユーザーの製品への不満を汲み取れずに破綻。その後、創業者のホサイン・ラーマンがデータに特化した新会社を立ち上げている。

ゴーカー・メディア 2002-2016

人気レスラーのセックス動画を流出させて提訴されたオンラインメディア。有名投資家の資金援助を受けた原告側に敗訴し、創業者ニック・デントンは閉鎖を余儀なくされた。

text by Niall McCarthy / Statista

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