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大手電力企業からシェアを奪う

Fitzpatrickのビジョンは非常に野心的だ。かつて、英国のエネルギー業界は「ビッグ6」と呼ばれる大手企業の寡占状態にあったが、Fitzpatrick が2009年にOvo Energyを設立して以降、「Bulb」などのスタートアップが次々と参入し、大手から市場シェアを奪っていった。Fitzpatrickは、分散型エネルギーの推進は業界全体にとって不可欠だと考えている。

「大規模な集中型エネルギーシステムに特化し、発電所やネットワークのエンジニアリングを管理するエネルギー企業のシェアは縮小している」とFitzpatrickは話す。

その理由は、太陽光や風力、地熱などの自然エネルギーは石炭、ガス、原子力と異なり、規模の経済が働かないことにある。家庭に設置されたソーラーパネルは、大規模なソーラーファームと効率性が同じなのだ。

大手エネルギー企業は、地域密着型のエネルギースタートアップに脅威を感じており、今後は地域に根差した再生可能エネルギーへの取組みを強化する必要性を痛感しているとFitzpatrickは考えている。

編集=上田裕資

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