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郭広昌(Photo by Emmanuel Wong/Getty Images for Atlantis,The Palm)

「中国のウォーレン・バフェット」と呼ばれる富豪が、上海本拠の投資会社「復星国際」を率いる郭広昌だ。郭の新たな投資案件は、中国人の旅行ブームがまだまだこれからだということを示している。

復星国際は4月27日、中国のハワイと呼ばれる海南島に同社が出資する大型リゾートホテルの「アトランティス」が正式オープンしたとアナウンスした。同ホテルは1314の客室を備え、世界最大規模のオープンエアの水槽に沿って154のスイートルームが並んでいる。

郭は声明でこのホテルが中国で高まる家族旅行ブームの需要に応えるもので、子供やその親たち、そして祖父母らが一緒に楽しめるリゾート体験を提供すると述べた。彼は昨年のフォーブスの取材に、これからの中国では家族向けの市場に莫大なポテンシャルが眠っていると答え、上海ディズニーランドの例を引き合いに出した。

海南島のアトランティスを運営するのは、ドバイの豪華ホテル「アトランティス・ザ・パーム」で知られるカーズナー・インターナショナルだ。今回のホテルはアトランティスのアジア進出の第一歩となる。

復星国際は「クラブメッド」や「シルク・ドゥ・ソレイユ」など、他にも多くの投資案件を手がけている。中国共産党は海南島を外国人観光客にアピールするため、5月からビザ無しの滞在期間を30日まで延長している。また、報道によると海南島でのカジノ解禁も視野に入れているという。

フォーブスは現在51歳の郭の資産額を4月29日時点で、88億ドル(約9600億円)と算定している。復星国際は香港市場に上場する公開企業だ。

郭は2015年12月に4日間にわたり"謎の失踪"を遂げ、世界のメデイアを騒がせたが、その後は何事も無かったかのように仕事に復帰した。彼はフォーブスのリアルタイム・ビリオネア・ランキングで現在、中国で16位の富豪となっている。

編集=上田裕資

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