プーマがスマートウォッチに本格参入、フォッシルと提携で

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プーマが時計メーカーのフォッシルと提携し、スマートウォッチ市場に本格参入する──。フォッシルがプーマブランドの時計やスマートウォッチのデザイン、開発、販売に関するライセンス契約を結んだことを発表した。契約期間は2028年までで、2019年にも商品を発売するという。

「プーマはスポーツブランドにおける世界のリーダーの1つだ。プーマのウォッチ・コレクションに我々のデザインと販売力を提供できることをうれしく思っている」とフォッシルのCEOコスタ・カーツォティスは語った。

また、プーマのビヨン・グルデンCEOは、「時間はアスリートの成功を左右するもので、時計やウェアラブルにおけるパートナーは極めて重要だ。フォッシルのイノベーションを活用することで、プーマの顧客や世界有数のアスリートたちが納得する製品を作り出せるだろう」と述べた。

フォッシルはこれまでグーグルのスマートウォッチ向けプラットフォームを積極的に採用しており、新製品もグーグルの「Wear OS(旧Android Wear)」を搭載するとみられる。

同社はすでに「Q Founder」や「Venture」「Marshal」「Explorist」などのスマートウォッチを販売しており、提携ブランドの「マイケル・コース」や「ディーゼル」「エンポリオ・アルマーニ」などからも多数のデバイスを発表している。

フォッシルは自社ブランドを含め14のブランドから、300種類以上のウェアラブル製品を50カ国で21言語に対応させて販売している。最初に提携したのはエンポリオ・アルマーニで1997年のことだった。

調査会社IDCは、ウェアラブル市場は今後も拡大が続くと予想している。多くのファッションブランドが新規に参入し、スマートウォッチにセルラー方式の通信機能が組み込まれることで普及が促進されるという。

Wear OS系やアップルウォッチなどのスマートウォッチの出荷台数は、2021年に2017年の2倍の7150万台に達するとIDCは予測している。フォッシルのハイブリッドスマートウォッチは、クラシックな外観に最新のテクノロジーを搭載したスタイルで支持を集めている。

編集=上田裕資

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