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スポーツ心理学で紐解く心の整え方


2017年、高田明社長は当時プロサッカーリーグ・Jリーグディビジョン2(J2)に属していた「V・ファーレン長崎」というチームのオーナーに就任した。それを機に、私はスポーツチームにおいても「ご機嫌力」というライフスキルを身につけるためのトレーニングを導入させていただくことになった。

スポーツは勝ち負けがはっきりするので、パフォーマンスの質は結果に直結する分かりやすい世界。だからこそ、このトレーニングをスポーツチームにも導入することがとても効果的ではないかと考えたのだ。

V・ファーレン長崎では、フィジカルアドバイザーとして元オリンピアンの為末大さんが、メンタルアドバイザーとして私が就任してチームサポートが始まり、なんと同年、見事J2からJ1に昇格することができた。それまでは、何度もあと一歩というところで昇格を逃し長らくJ2で闘っていたにも関わらず、だ。

私がやったことは、ジャパネットたかたのトレーニングで大事にしてきた「ご機嫌力」を、V・ファーレン長崎のチームにも共有することである。 “今に生きる”思考を徹底すること。練習でも試合でも“今するべきこと”に集中し、パフォーマンスの質に対して全員が責任をもつチームづくりを進めた。

このチームが素晴らしいのは、オーナーからフロント、監督、選手まで全員が一致団結して「ご機嫌力」を大切にし、実際にJ1昇格という結果を出したことだ。その要因はもちろんチームに関わる方々のたゆまぬ努力やサポーターの後押しがあってこそだが、このメンタルトレーニングもその一因として考えたい。

ビジネスでもスポーツでも、「ご機嫌力」は勝つために必須のスキルなのだと私自身も再確認させられた出来事だった。パフォーマンスや時間や関係の質に大きく関与するこのライフスキルの必要性を、少しでも多くの人に気づいてほしいと願う。

連載:スポーツ心理学で紐解く心の整え方
過去記事はこちら>>

文=辻秀一

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