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科学技術の未来、文化について執筆

A StockStudio / Shutterstock.com

ここ数年で、複数のスタートアップが画像衛星を打ち上げて地表を観測している。サンフランシスコ本拠の「Planet」は宇宙から見た農地のイメージデータを、大規模農場や作物の種を販売する企業に提供している。

2017年のフォーブスの「Next Billion Dollar Startups」に選ばれた「Spire Global」は、40個の人工衛星で海上の船の航路をトラッキングし、海上輸送に関するデータを提供している。

そして、今回紹介したいのがフィンランドのスタートアップで、フォーブスの「30アンダー30」に選ばれた「ICEYE(アイサイ)」だ。同社が製造する人工衛星は、従来の衛星画像データとは異なる合成開口レーダー(SAR)を用いた画像を生成する。

SARは、人工衛星や航空機にレーダーを搭載して飛行させることで、軌道を直径とする仮想の巨大レーダーを実現するものだ。その画像は解像度が高く、自ら電波を照射して観測しているため、雲があっても撮影が可能だ。

2017年に発生したハリケーン・ハービーでは、ヒューストン近郊の洪水の模様をトラッキングするためにSARが使用された。

ICEYEが現在提供しているSARデータの解像度は、衛星から撮影したデータが10メートル角、航空機から撮影した画像が3メートル角だ。同社は今後衛星を増やす予定で、さらに解像度を上げていくという。

ICEYEのSAR画像は同社の公式サイトなどで公開されている。

編集=上田裕資

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