「人材獲得戦争」に勝つのはデジタルに強い会社

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ここで、私の個人的な例を説明する。私はキャリアの大半を通し、生命保険を中核商品とする金融サービスの大企業で働いてきた。

生命保険は一般的に「かっこいい」商品だと思われていないことは、私も認める(保険計理人に言わせれば別かもしれないが)。子どもの頃から生命保険会社で働きたいと願っていた、などという人は比較的少数のはずだ。

しかし現実には、規模が大きく事業が安定している生命保険業界では、多くの人が働いている。また、さまざまな家族に財務的な保護を提供するのは、大きく見れば価値のある活動だ。驚かれるかもしれないが、長年にわたり同業界で働いていた私は常に、この仕事が興味深く、社会に貢献するものだと感じていた。

以上、この話題に関する私の意見を、勝手ながらざっと述べた。私は決して、皆さんを生命保険に勧誘したいわけではなく、広い心を持ってほしいと思っているだけだ。

ランスタッドの調査が明確に示す通り、デジタルは確実に経済の大きな原動力であり、素晴らしいものだ。私たちは、デジタル文化という海の真ん中にいる。しかし、そこで捕まえられる魚はデジタルに関するものだけではない。

編集=遠藤宗生

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