世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

(写真左から)サムライインキュベート代表取締役 榊原健太郎氏、エルピクセル代表取締役 島原佑基氏、トリプル・ダブリュー・ジャパン代表取締役 中西敦士氏

2018年4月16日、グローバルビジネスハブ東京にて「X-HUB TOKYO EVENT 〜グローバル展開へのチャレンジ〜」が開催された。

X-HUB TOKYOとは東京都主催のアクセラレーションプログラムで、東京発スタートアップの海外進出支援を目的としている。イベント内では、サムライインキュベート代表取締役 榊原健太郎氏、ドイツ進出コース採択企業のエルピクセル代表取締役 島原佑基氏、シンガポール進出コース採択企業のトリプル・ダブリュー・ジャパン代表取締役 中西敦士氏によるパネルディスカッションが行われた。

国内外のスタートアップ支援を行うサムライインキュベートは、2014年よりイスラエル・テルアビブに拠点を持ち、榊原氏も自ら現地に移住。エルピクセルはライフサイエンス領域の画像解析を手がけるスタートアップで、トリプル・ダブリュー・ジャパンは排泄予測デバイス「DFree」を開発しているスタートアップ。当日のイベントの模様を再構成してお届けする。


「できるできない」ではなく「やるかやらないか」

冒頭では「海外を目指す」と思ったきっかけ・理由が語られた。

榊原:私がなぜ海外に行こうと思ったか。それは「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」という会社の理念に則しています。

戦後以降、日本発の企業で世界を席巻しているのはソニーやトヨタなどの大手メーカーばかり。僕ら若手の世代からも、そういった会社を作らなければいけないという思いが非常に強いです。ただ「世界へ行こうぜ」と言っているだけではダメなので、僕自身が実際に行くことで、他の人達を引っ張っていきたいと思っています。

ではなぜイスラエルを選んだのか。イスラエルに移住する前、私たちは4年間、12か国で累計18回イベントを開催し、日本のスタートアップを海外へ連れて行き現地のスタートアップやVCとコラボレーションを進めてきました。

様々な国に足を運んでいる中で、一番日本人に適していると思ったのがイスラエルだったのです。イスラエルの人々は日本人のことが好きで、日本文化への関心が高く、日本市場に参入したい、日本企業と協業したいという興味を持っている人が非常に多い。

今でこそイスラエルはスタートアップが非常に盛り上がっていますが、当時は日本にとって未開とも言える地だったので、他の人がまだ行っていない場所であることも魅力的でした。



島原:私たちは医療画像の診断支援AIを開発していますが、日本が持つ医療画像診断の技術は他国と比較しても非常に優れています。つまり、日本から海外に競争優位性の高い商品が提供できるということ。ならば、海外を考えない理由が見当たらないなと。

いまはシンガポールにジョイントベンチャーがあり、アメリカでは昨年の冬に学会で展示をして、今年はパートナーとの共同研究がスタートし、申請まで進める予定です。そしてX-HUBプログラムにサポートいただきながら、ドイツ展開を見据えています。

榊原:私は世界を目指すと言いながらも英語が喋れなくて、それが最大の壁でした。当時はTOIEC350点しかなく、ただ「それでも海外に進出して世界を変えてみせる」と勢いだけで乗り込み、いまでは現地の日本人コミュニティのハブ的存在になっています。

英語力が理由で海外へ出ていけないことはないと僕が証明したので、全く英語が話せなくても大丈夫だということは言い切れます。

Promoted by デロイト トーマツ ベンチャーサポート

あなたにおすすめ

合わせて読みたい