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コーチェラのステージでパフォーマンスを行ったビヨンセ(Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Coachella)

4月中旬に開催された世界最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル2018」でのビヨンセのパフォーマンスが話題を呼んでいる。同フェスの黒人女性初のヘッドライナーに抜擢されたビヨンセは、夫のジェイZとの競演やデスティニー・チャイルドの再結成でファンを歓喜させると同時に、マーチングバンドや大勢のダンサーを率いて、黒人文化を称える壮大なセット披露。

「一晩で伝説が生まれた」(音楽メディアPitchfork)、「かつてない黒人文化の祝祭」(NBC)とメディアで絶賛されたそのステージは、ユーチューブでライブ配信され、約4300万人が視聴した。

4300万人と言えば、スーパーボウルの視聴者の約半数である。スーパーボウルのハーフタイムショーは、最も多くの人が見る音楽イベントと言われ、出場アーティストの楽曲セールスやコンサート動員に多大な影響力を持つことで知られる。アーティストにとって絶好のプロモーション機会となることから、毎回超大物スターたちがノーギャラで出演し、ビヨンセも2013年と2016年の2回にわたり出演してきた。

今回のビヨンセのコーチェラ出演に関してビジネス面で特筆すべきは、彼女が数百万ドルと言われるギャラを受け取った上に、自らのステージをスーパーボウルに匹敵する巨大なプロモーションに仕立て上げたことだ。


デスティニーズ・チャイルドの元メンバーが集結しパフォーマンスする場面も。

まず楽曲セールスに目を向けると、コーチェラ出演を機に、ビヨンセの楽曲の配信売上は1日で228%増加した(デスティニーズ・チャイルドの楽曲は767%増加。ニールセン調査より)。2016年のスーパーボウルの翌週のアルバム売上増加率が44.4%だったことを考えると、コーチェラはスーパーボウル以上の宣伝効果があったと言える(後者は週単位の数字であるため、純粋な比較ではない)。

グッズ展開も無視できない。黒人女性のアイコンであるエジプトの王妃ネフェルティティをイメージしたステージ衣装に目を奪われた視聴者は多いだろう。ビヨンセのウェブサイトでは、王冠をかぶったビヨンセがプリントされたTシャツが35ドル、パーカーが60ドルで売られている。

編集=海田恭子

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