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必要なのは誠実なコミュニケーション

若い女性の半数は、セックスやSTDについて医者に話したくないと報告しており、母親がその場にいるときには特にその傾向が強い(10人に9人は、母親がいない状況であれば医者や看護師にセックスのことについて相談したいと語っている)。

女性たちの半数は医者がSTD検査を推奨しなかったと語ったが、調査では医師の4分の1が「女性の患者に対してSTDについて話しづらい」と答えている。

だがガンズは、今回の調査では医療従事者の種類と数(産婦人科医なのか、家庭医なのか、専門医なのか)が説明されていないと指摘。さらに、4分の1以上の若い女性は医者に対し、セックス歴について完全な真実を話していないと言う。

「ヘルスケアのプロとして、わたしたちは患者とかかわっていく方法を見つける必要があります。感情的、身体的、そして心理的に話しにくいトピックについても、有意義な会話を行わなければいけません」とアラギアは言う。「私たちは、若い女性たちがSTDのリスクに関して持つ誤った認識を正さなくてはいけません。親と娘、また医者と患者の間で、オープンかつ誠実で、批判的でないコミュニケーションを築いていかなければいけない」

また、相関関係を示す証拠はないものの、STD感染率が高まっている一方で、医者が患者に対してSTD検査をしたいかどうかを尋ねることが減っている。

Quest Diagnosticsのデータによれば、2015年から2017年にかけて、15〜17歳を診る医者がクラミジア感染症の検査を受けるかを尋ねる回数が8%減っているという。同様に、淋病に関しては12%、ヘルペスに関しては10%、トリコモナス症に関しては5%減っている。また実際に検査が行われた件数は、クラミジア感染症で9%、淋病で11%、ヘルペスで8%減少している。

では、なぜSTDに感染する人々が急激に増えているのだろうか?

「答えるのが難しい質問です」とガンズは言う。「つまり、これは多くの要因がかかわっている問題なのです。またSTDリスクの高いグループの人々が、淋病やクラミジア感染症、梅毒に感染し続けていることも関係しています。それにより、全体の感染件数が増えているのです」

果たして我々は、STDを抑えるためにどこに力を注げばいいのだろうか? 「パートナー同志でケアをすること、そして淋病やクラミジア感染症の予防に力を入れなければ、STD感染率を下げることはできないでしょう」

翻訳・編集=宮本裕人

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