ピュリツァー賞作家から学ぶ、人生を変える5つのヒント

劇作家スーザン=ロリ・パークス(Photo by Joanne Rathe/The Boston Globe via Getty Images)

資金調達イベントは、退屈なものがほとんどだ。しかし、ピュリツァー賞を受賞した劇作家スーザン=ロリ・パークスを迎えたこのイベントには感銘を受けた。

『Topdog/Underdog(トップドッグ/アンダードッグ)』で、アフリカ系米国人女性として初のピュリッツァー賞(戯曲部門)を受賞したパークスは、生き生きとしたスピーチを通じ、人生で意義のある変革を実現するためのアドバイスをふんだんに紹介した。

私はそのスピーチにほれぼれと聞き入り、その教えを共有できるようひたすらメモを取った。パークスのインスピレーションあふれるスピーチから得られた5つのポイントは、次の通りだ。

1. 全てのアイデアを考慮する

好奇心をくすぐられることがあれば、それを探究すること。授業を受けたり調査をしたり、自分よりも知識のある人を探して質問したりする。

私は、キャリアの転換期で次の一歩を決めかねていたとき、面白いと思った会社やキャリアを書き出した。その後、それぞれに当てはまる友人や知り合いに連絡を取り、コーヒーに誘った。そこから得られた助言や知識を通して焦点を絞り、新たなキャリアの冒険へと踏み出すことができた。

2. 自分を理解しない人とは付き合わない

たとえ悪意がなかったとしても、批判的な人は批判をやめない。ビジョンがあるときは、こうした人を避けなければならない。

パークスによると、彼女は幼い頃、文字をつづるのがひどく苦手だった。そのため、学校の先生に自分は作家になりたいと言った時には、笑われてしまった。こんな経験をしてしまえば、作家になる夢を諦めるのは簡単だったはずだが、ありがたいことに彼女は諦めなかった。

3. 心に響くアドバイスを受け入れる

自分の周りに支持者を集めることは、批判ばかりする人を避けるのと同じくらい大切だ。パークスは、自分の夢を支持し守ってくれる、自分のための「役員会」を作ることを勧めた。

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編集=遠藤宗生

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