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海南島のビーチ(Photo by Lucas Schifres/Getty Images)

中国のハワイと称される海南島が突如、世界の旅行業界から注目を集めることとなった。中国当局は4月18日、世界59か国の観光客に対し、30日間はビザなしで海南島に滞在できる許可を与えると発表した。この制度は5月から導入される。

中国南部の南シナ海に浮かぶ海南島は広さ約3万3000平方キロメートル、人口は約900万人。中国政府はこの島をアジアのビーチリゾートとしてアピールしたい考えだ。

海南島は中国のビジネスマンの間では、大規模なカンファレンスが開催される場所としておなじみだ。4月8日から海南島で開催された経済会議「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」には習近平国家主席も出席した。

海岸沿いにはマリオットやシェラトン、クラウンプラザなどの国際的ホテルも並んでおり、国際会議の場としても利用されている。中国政府はまた、海南島でのカジノ解禁を検討中とも報道されている。

旅行サイト「シートリップ」の広報担当者は「ビザ無しの滞在期間が延長されれば、海外からの観光客は増えるはずだ」と述べた。

中国が海南島の観光を後押しする背景には、地元の経済の活性化の狙いがある。中国人民大学のZhao Xijun教授によると、海南島の経済の中国全体への貢献度はわずか0.6%程度だという。これは深センなど同様の経済特区に指定されている地域としては、非常に残念な状況だ。

海南島を訪れた観光客の数は、2017年の第三四半期までで約79万人で、その大半が外国人だった。また、前年度比では60%の増加だった。当局は5月の新制度の導入で、米国や英国、ヨーロッパや日本からの観光客がさらに増えることを期待している。

海南島南部のビーチリゾート、三亜市の公式サイトの英語版で市長は「海南島はワールドクラスのリゾート地だ」と述べている。

編集=上田裕資

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