キャリアチェンジに必要な7種類の人脈

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母校の卒業生やキャリア支援事務局

簡単に作れて役に立つつながりとして、母校の卒業生やキャリア支援事務局がある。卒業したのがかなり前だったとしても、連絡先のデータベースや求人リスト、職業開発訓練などを通し、大学が転職活動を支援してくれるかもしれない。大学から離れた場所に住んでいても、ネット上でほとんどのリソースにアクセスできることもある。大学のニュースレターがあれば、登録して今後のイベントについて情報収集しよう。

キャリアチェンジの経験者

自分の現在・今後の専門分野と関係がなくても、キャリアチェンジを経験した人からは励ましやアイデアが得られる。私の元同僚は、科学分野の博士課程を取得後、金融分野に転向した。彼は、分野は違えどキャリアチェンジを果たした経験者のおかげで、自分もキャリアを変えられたと話している。

あなたの知り合いの中で大きな転換を遂げた人を探し、キャリアチェンジ全般について聞いてみよう。また、学位や初期のキャリアなど経歴が自分と似ているが、現在は違う分野に従事している人をリンクトインで探す。見つけた人物にコンタクトを取らないとしても、ネット上のプロフィールを見るだけでアイデアが湧くし、少なくともキャリアチェンジが可能だという証明になる。

起業家

キャリアチェンジをしても、従来型の雇用形態のまま次の仕事へ移るだけで、起業することはないかもしれない。しかし起業家は、変化やリスクを取ること、試されたことのない(あるいは皆が避けるような)道を歩むことに慣れている。そのため、起業家と知り合いになれば異なる視点やさまざまな可能性が開ける。

自分のネットワークの中にも数人起業家がいるかもしれない。また、あなたが一般的な職能団体に所属している場合、既存の活動に加えて起業家のサブグループに入れる可能性もある。キャリアチェンジのネットワークを拡大するときは、新たな分野の小企業も考慮すること。

キャリアチェンジのためのネットワーキングは、転職のためのネットワーキングと似ている。しかし、最も効力を発揮するコネクションが変わってくる。今までと同じ活動、同じ人との関係を続ければ良いと考えず、ここに挙げた提案を元に新たなつながりを構築し、既存の関係にも優先順位を設けよう。

翻訳・編集=出田静

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