首相は元画家 アルバニア、型破りなリーダーシップでEU加盟へ前進

アルバニアの首都ティラナの事務所でインタビューに応じたエディ・ラマ首相(Photo by Shellie Karabell)


ラマは国会でも、こうした怒りを直接ぶつけられている。野党民主党の議員らは4月中旬、反政府の抗議活動参加者らが次々と拘束されていることへの抗議として、ラマに小麦粉と水、卵を投げつけた。

アルバニアの将来を計画するラマだが、彼は「第3の人生」と呼ぶものも計画中だ。第1の人生は、世界中で展覧会を開催した芸術家、芸術教授としての人生。現在の人生は、政治家としてのものだ。「政治家として残りの人生を送ることもできるが、それは考えていない。EU加盟実現までには、私が政治に費やそうと考えている残りの時間よりも長い期間が必要だ」とラマは断言した。

第3の人生としてラマは、「味」に関わることがしたいと話した。「ライフスタイル、絵画、彫刻、産業、そして味」とラマ。「料理に関係があることかな。料理をするのが好きだから」

編集=遠藤宗生

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