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courtesy of stord

大学の同級生らが3年生を終えようとしていたころ、21歳のSean Henryは初めての投資ラウンドを終えた。ジョージア工科大学で学び、企業とオンデマンドの倉庫をつなぐソフトウェアを開発する「Stord」を立ち上げたHenryは4月18日、シードラウンドで240万ドル(約2億5800万円)の資金調達に成功した。

「若さに驚かれることがあってもそれが問題になったことはない」と彼は語る。共同創業者でCTOを務めるJacob Boudreauは20歳だ。2人はフォーブスの2018年の「30アンダー30(30歳未満の重要人物)」に選出されている。

同社が持っているのは倉庫ではなく、企業と倉庫をつなげるソフトウェアで、人口6000人ほどの小さな町を含む全米各地の倉庫の空き情報を把握している。つまり顧客は倉庫を所有せずに地域密着型の流通センターを実現できるというわけだ。

出資を獲得できたのは地理的要素が大きかった。彼らは従来型の投資機関が集まる都市ではないアトランタに本拠地を置き、一風変わったファンドから出資を受けた。アトランタはロジスティクスのハブとして急成長中だ。

Stordに出資したのはベンチャーキャピタルの「レボリューション」の投資ファンド「Rise of the Rest Seed Fund」だ。このファンドはビリオネアのスティーブ・ケースやジェフ・ベゾス、ハワード・シュルツなどが、シリコンバレー以外に本拠を置く企業に100万ドル以下の投資を行う機関として2017年に立ち上げた。

実態よりも評価の低いマーケットにいるスタートアップにスポットライトを当てるのが狙いだ。

「Stordは倉庫業や流通といった巨大ながら寸断された産業において、物理的な資産を所有するのではなくカスタマー・リレーションシップとソフトウェアを駆使して成功できると考えた」と、「Rise of the Rest Seed Fund」のマネージング・パートナーで「ヒルビリー・エレジー」の著者であるJ・D・ヴァンスは声明の中で語った。

「テックハブと呼ばれる都市以外から、大きな問題に対する解決策を発信する起業家のいい例だ」

Stordは同ファンドの最初の出資先の1つだ。他にも「Susa Ventures」や「Dynamo」「Engage」がシード出資に参加した。

2015年の創業以来23万ドル(約2500万円)でやりくりしてきたStordは、新たに調達した資金で全米に広がる倉庫ネットワークを拡張したいという。2017年の売上は100万ドルに迫り、2018年は400万ドルを超えるとHenryはみている。それを可能にするために、現在7人の従業員をさらに増やす必要がある。

「今回の出資によって我々のゴールに一歩近づくことができた」とHenryは言う。「物事の本質を見抜き効率性を高めることで、我々はこの業界に変革をもたらしていく」と彼は話した。

編集=上田裕資

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