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Courtesy of Yoshi

カリフォルニア州パロアルトに本拠地を置く「Yoshi」は、駐車中の自動車にオンデマンドで給油サービスを提供するスタートアップだ。すでに1500万ドル(約16億円)の資金を調達しており、2016年にはスタートアップ育成機関「Yコンビネータ」のプログラムにも参加した。

サービスを受けるにはガソリン代のほかに月額20ドルが必要だ。洗車やオイル交換、ワイパーの交換など追加のサービスが必要な場合はアプリ経由で頼める。タイヤメーカーの「ファイアストン」とも提携し、タイヤの空気圧のチェックと空気を入れるサービスも無料で提供している。

Yoshiが成長している大きな理由の1つに、家族や知り合いを紹介すると無料で給油できるプログラムがある。フォーブスはCEOのNick Alexanderにインタビューを行った。

大学でコンピューターエンジニアリングを学んでいたAlexanderは、夏休みのインターンシップでYコンビネータのPaul Grahamと出会い、卒業後の2009年にYコンビネータに就職した。

AlexanderによるとYコンビネータの良いところは「様々な起業家のエピソードに触れられる点だ」という。

「エアビーアンドビーの創業者たちが昔、寝袋を持って見ず知らずの人の家を訪ね、一晩泊めてくれないかと頼んだ話や、(バイオ企業TL Biolabsの)Fred Turnerが牛の唾液を集めながら、農場主にDNAの仕組みを説明したといったエピソードは、鮮明な記憶として残っている」とAlexanderは語る。

Alexanderは最初に立ち上げたEコマース関連のスタートアップ「Freshplum」をTellApartに売却しハーバード・ビジネス・スクールに入った。そこで出会ったYoshiの共同創業者たちとともに、社会に大きな影響を与える企業を立ち上げたいと考えた。

Alexanderは「機械の天才」である友人のDan Hunterを呼び出し、駐車場に止まっているすべての自動車に給油できるトラックを作れないかと持ち掛けた。Hunterは週末だけで作れると答えた。そして、ビジネスになると確信を持った後、事業体制を整えていった。

Yoshiのフィールド・テクニシャンたちは、給油やワイパーの交換、接客といった面で徹底したトレーニングを受けている。また、高品質なガソリンを大量に供給するためにエクソンモービルとも提携した。

Yoshiは2015年の夏にパロアルトでサービスを開始。その後、単なる「給油サービス」から「駐車中の自動車のことなら何でも請け負う」企業へと変貌を遂げた。同社は現在、全米の10州でサービスを展開中で、さらなる拡大を目指している。

編集=上田裕資

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