5回目の課題は「目指すは握手達人」。ビジネスの始めと終わりのけじめである握手。あなたの手は、実は相手に相当大きな印象を与えている。滑らかで、さっぱりとした握手仕様の手は、仕事まで潤滑に進めてくれるはずだ。
相手の目をしっかり見据え、微笑みとともに元気な挨拶あるいは自己紹介、そして握手─というのは今ほぼ全世界に共通するビジネスランゲージである。
元気で力強いテキサス男の手。フランス貴族の冷たく繊細な手。ロンドンの美術史家の、いかにも書窓の人という柔らかい手……僕も仕事柄、いろいろな手を握ったが、ひとつ共通しているのは、一級の人物は手にも「手がかかっている」ということだ。取材をしてみるとみなハンドクリームを欠かさず使っている。
ネクタイや時計のように目立ちはしない黒子役だが、特に中年以降の男性の手を健康的に、若々しく保ってくれるという意味でハンドクリームの対費用効果は実に大きいのだ。
僕が愛用するジュリークのハンドクリームはのびがよく、しかもサラッとしているところが気にいっている。香りも清潔感いっぱいで、オフィスにも無理なくなじむし、チューブのデザインもニュートラル。
週末は必ず爪を切り、人と会う前に手を洗い、これを塗っておけば握手に自信が湧いてくる。
余談をひとつ。握手は“シェイクハンド”なのだから、数回きっちり「振る」ことをどうぞお忘れなきよう。
ラベンダー ハンドクリーム、シトラス ハンドクリーム 各40ml 2900円 / ジュリーク・ジャパン 0120-400-814
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林 信朗 / 服飾評論家
1954年、東京都生まれ。『25ans』『MEN’S CLUB』など数々の編集長を務め、現在は、フリーでファッション誌、機内誌、web、新聞などでファッションやトレンド、映画について健筆を振るっている。