ライフスタイル

2018.05.04 10:00

「ミーハー力」こそがインスピレーションの源泉


大切なのは、情報オタクになるのではなく、目利きになること。名前やオープンの経緯を知っていることと、実際に体験してみることとはまったく違います。「15坪の店というふれこみだったのに100坪もあった」「写真ではすごくカッコよかったのに、デザインが大味だった」なんて、よくある話。

その場所の良し悪しは、見た人、行った人しか言えないんです。

ただ、四六時中仕事のことを考えているので、家族は迷惑しているかもしれません(笑)。例えば、子どもの学校を訪問しても「学食をもっと面白くできるんじゃないか」と想像し始めたり、旅行先でもホテルのサービスに自社のレストランへのヒントを得ていたり。無意識にスイッチがオンになってしまうというか……。

仕事関係者からは、「遊びを仕事にしていて楽しそう」と言われますが、家族からは「遊んでいるようでずっと仕事をしている人」だと思われているでしょうね。でも、これが僕なので仕方ないんです(笑)。



6:30 起床
6:30〜7:30 朝食
10:00 出社
10:00〜12:00 打ち合わせ・アポイント
12:00〜14:00 ランチミーティング
14:00〜18:00 アポイント
19:00〜24:00 夕食(会食)
1:00 帰宅





Christian Louboutinのスニーカー

ハイブランドのスニーカーを15年ほど前から買い集めています。服は定番ものが好きなので、靴で遊びを取り入れます。海外では、服よりも靴を見ている人が多く、「Nice shoes!」と褒められるんです。

大切にしている言葉

元森ビル会長・森稔さんによる「都市の再生なくして、経済の再建はあり得ない」。「東京が盛り上がらないと、日本の発展はない」という気持ちが確固たるものになりました。


なかむら・さだひろ◎ 1971 年、東京都生まれ。95 年、慶應義塾大学卒業。伊勢丹を経て、株式会社トランジットジェネラルオフィスを設立。2012 年に出版された『ミーハー仕事術』はいまも錆びることのない同氏のポリシーが詰まった一冊。

構成=伊勢真穂 写真=yOU(河崎夕子)

この記事は 「Forbes JAPAN 時空を超える、自分を超える異次元のワークスタイル」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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