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ラッパーのケンドリック・ラマー(Photo by Christopher Polk/MTV1617/Getty Images)

ラッパーのケンドリック・ラマーのアルバム「DAMN.」が、ピューリッツァー賞の音楽部門を受賞した。今回の受賞はクラシックやジャズ以外のアーティストとしては初の快挙だ。

選考委員会は「DAMN.」が「現実を克明に描く歌詞とリズムを統合した、高い水準の楽曲を収録した現代のアフリカン・アメリカンの生活の複雑さを見事にとらえたアルバムである」と評価している。

「DAMN.」は2018年1月の第60回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞に輝いた作品。ラマーはここに収録された14曲を全てビルボードの「ホット100」に送り込んでおり、同時にチャートに送り込んだ楽曲数で史上5番目のアーティストとなった。


第60回グラミー賞のパフォーマンス

今回のピューリッツァー賞受賞により、ラマーが優れた音楽性と社会性を両立させながら、商業的成功を収めたアーティストであることが明確になった。ギャングスタ・ラップの聖地カリフォルニア州コンプトン出身で30歳のラマーは、社会派のラッパーとして知られる。バラク・オバマ前大統領もラマーを高く評価し、2016年の独立記念日のホワイトハウスのパーティーではヘッドライナーを務めた。

1公演あたり100万ドルの売上をあげるラマーは、フォーブスの2017年の「最も稼ぐヒップホップアーティスト」ランキングで6位に入り、年収は3000万ドルと推定された。

ラマーはリーボックなどのブランドともコラボを行っているが、企業との取り組みにおいても、必ず自分のメッセージを込めたものにすると話していた。

「自分の意思が100%伝わるものを目指している。ブランドが発信するメッセージが、自分の思いと合致するものであるかどうかを確認しながら、クリエイティブ面のプロセスを進めている」

ラマーは5月4日から所属レーベルのTED主催のツアー「Championship Tour」をバンクーバーから始動させる。レーベルの仲間のシザやスクールボーイ・Q、ジェイ・ロックらも同ツアーに参加する。

編集=上田裕資

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