現在ジオイアでは、両氏が手がけるワインにクオリティ&コストというカテゴリーを設け、大きく3つのラインを設定し、ブランド展開している。Whiteシリーズは「シンプル」がキーワードの普及版タイプ。いままであまりワインを飲んでこなかった人や若い人向けに手の届く価格で気軽に楽しんでもらうために開発している。
Blackシリーズは、土地柄を生かしつつ伝統的な方法で製造されたタイプだ。それぞれ生産地が異なるので、製造場所特有の豊かな風味や香りを楽しめる。
そして、BIOシリーズ。実はジオイアのすべてのワインは基本的にはオーガニックな方法でつくられている。そのため、どの銘柄もBIOと呼べるのだが、その中でも特にジオイアのエコロジカルな取り組みを象徴するラインとされているのが、このシリーズだ。BIOのラベルにはロバがモチーフに使われている。ロバは農地の雑草を食べてくれるので、人間はブドウの木に農薬を使う必要がない、ということからバイオロジカルなシンボルとして採用するに至ったという。
ジオイアのワインは数あるワインの中でも、すでにワイン通の間では知られる銘柄になりつつある。これからいよいよヴィンテージ銘柄も発表される。グッチは将来の販売展開についてこう語る。
毎日ワインと向き合い、イタリアの伝統とアイデンティティを守り続けることで、ジオイアのこだわりの品質を支えている。
「樽の中で熟成したワインが発売される、これからが我々の正念場です。発表の舞台は日本に限らず全世界となりますが、日本は最重点市場だと考えています。商品は質が高くて当たり前と考える消費者とソムリエが多く存在する日本市場で通用するものをつくれば、世界のどこに持っていっても評価されるに違いありません。『ジオイア』は英語のJOY、すなわち歓喜という意味です。ジオイアのワイン、イコール喜びにあふれたライフスタイルの象徴であることを、これから時間をかけて皆さんに伝えていきたいと思っています」
GUCCIO GUCCI(グッチオ・グッチ)◎ジオイアブランド統括アドバイザー。イタリアが誇るファッションのリーディングブランド、グッチ家の4代目。一族の伝統やMADE IN ITALYの商品を世界に向けて発信すべく、同ブランドに携わる。
MARCO BERNABEI(マルコ・ベルナベイ)◎キャンティの神様と称されるフランコ・ベルナベイの息子で、トスカーナを代表するエノロゴのひとり。フランスの大学で農業学・醸造学を学んだ後、父の跡を継いでワインづくりの道に入る。