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fizkes / Shutterstock.com

何の危険信号もなく、スムーズに採用プロセスを通過して新たな職に就くことは、非常にまれだ。たいていの場合、面接でひとつやふたつの危険信号に気づく。

最初の面接で、何の説明もなくロビーで25分も待たされたら、この会社は大丈夫かと気になることだろう。しかし、面接室へ入った時に面接官から「お待たせして大変申し訳ありません! 普段はこんなことはないのですが」と言われれば、少し安心するだろう。

ちょっとした落ち度のひとつやふたつは許容範囲かもしれない。しかし、見過ごすには大きすぎる危険信号もある。以下に、あなたもきっと共感できる面接時の恐怖体験の例を紹介する。

サマンサは、ヘッドハンターのジョンから電話を受け、金融サービス会社の仕事を紹介された。彼女にとってステップアップとなる仕事だ。今の上司のシンシアとあまりうまくいっていないこともあり、現職を辞める準備はできていた。

サマンサは日曜の夜にジョンと電話で話した後、彼に履歴書を送った。木曜の午後、ジョンからサマンサへメッセージが届いた。「良い知らせです! 明日の面接が決まりました」

上司のシンシアが街を離れていたため半休を取ることはできたが、連絡を受けたのが面接の前日だったことには不満だった。

サマンサは、A社へ面接に出向いた。約束の時間の15分前に到着し、受付に「午後2時から面接の約束があります。15分早く着いてしまったので、ロビーで待たせていただきます。担当のレイチェルさんにはまだ知らせなくて結構です」と伝えた。

受付係はサマンサの言うことを無視し、レイチェルに電話で連絡。すぐに切ると、「今手が離せないとのことです。まだ時間には早いと言っています」と告げた。「こんなことなら早く着かなければよかった」とサマンサは思った。

午後2時22分、担当のレイチェルがロビーに姿を現した。「あなたがサマンサ?」と彼女は尋ねた。

「そうです」とサマンサは答え、立ち上がって握手するために手を伸ばした。レイチェルはサマンサの手を無視し、「こちらへ」と自分に付いてくるように言った。

サマンサはオフィスを通過して、窓のない会議室へと通された。「ここでお待ちください」と言われ、席に着いた。

水が飲みたくなったが、迷って戻れなくなるといけないので、そのまま会議室を離れず、20分間待ち続けた。

ようやくレイチェルが戻ったかと思うと、こう告げた。「残念ながら、面接担当者が今忙しく、リスケジュールしなければいけません。月曜の午後2時はどうかとのこと」

サマンサは職場へ戻り、ヘッドハンターのジョンへ電話して「A社への就職活動は止めます」と告げて、経緯を説明した。するとジョンは「いやいや、ごたごたは起きてしまうものです。一緒に頑張っていくためには、もっと柔軟になってもらわないと」と言った。危険信号を察知できるサマンサは、こう答えた。「結構です。あなたと一緒に頑張るつもりはありません」

編集=遠藤宗生

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