脳を健康にする「ブレインフード」、専門家が勧める5つの食品

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・水

脳の80%以上は水でできている。脳内で起きる化学反応には全て、水が重要な役割を果たす。特にエネルギーの産生には水が必要不可欠だ。脳は脱水に敏感で、わずかに不足しただけでもブレイン・フォグ(脳内の霧)や疲労感、めまい、錯乱、さらには脳の萎縮まで起こる可能性がある。

脳の寿命と健康状態には硬水の摂取が非常に重要だ。硬水はミネラルや天然の電解質の含有率が高い。多くの人たちは、自分が飲んでいるのが実際には「脳が必要とする水」ではないことに気づいていない。

お気に入りは「フルーツ」

リンゴが大好きだというモスコーニだが、職場には良質なドライフルーツやナッツ類をそろえて作った「トレイルミックス」を持参するという。脳が必要とする栄養を豊富に含んだゴジベリー、ブラジルナッツ、クルミ、カカオニブ(カカオ豆を砕いたもの)、ピスタチオ、ヘンプハーツ(麻の実)などを使ったものだ。また、抗炎症効果が高いローズウォーターを多く飲むようにしている。

モスコーニはまた、食事が仕事に与える影響について次のように述べている。

「これまでの研究から、食生活が脳のあらゆる機能に明確かつ決定的な影響を与えていることは明らかだ。私たちの思考、行動、感情、行動はまさに、食事によって決められている。頭を使う職業に就いている人は、仕事の成果も食事によって決まる」

「次世代の画像診断やゲノム解析によって、一部の食品には神経保護作用があることが分かってきた。脳や認知機能守る食品が存在するということだが、一方では脳に害を及ぼし、倦怠感や疲労感を増し、同時に認知症のリスクを高める食品もあるということだ」

編集=木内涼子

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