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実はチャックはエクササイズを通して、個人の心身の健康だけでなく、地域コミュニティの活性化、ひいては豊かな社会の実現へとつながるストーリーをいくつも生み出してきた。フィットネスが人間社会に与える好影響を知り尽くしているのだ。だからこそ、さまざまな形で人々のワークアウトを支援するために、スペシャルオリンピックス日本への協賛や地域の青少年の育成など、ボランティア活動にも積極的に参加している。

すべての人が健康で幸せな社会を実現する。それこそが、エニタイムフィットネスの企業理念、「Get to a healthier place!」なのだ。

組織のエンゲージメントを高める4つの価値

ミネアポリスで産声をあげたエニタイムフィットネスは、その後わずか16年足らずで、世界33か国に4000店舗を構えるまでに成長した。10年には日本に上陸。すでに店舗数は300を超えている。単にフィットネスジムとして運営していくという発想だったならば、ここまで人々の耳目を集める企業とはならなかったかもしれない。

「私たちの仕事は会員を獲得するために努力することではありません。それは仕事の始まりに過ぎないのです。会員の皆さんにいかに健康意識を高めてもらうか、継続して運動していただくためにどのような方法でモチベーションを高めてもらうか、その答えを導き出すことが使命となります。会員の皆さんが満足しない限り、よいサービスを提供しているとは言えないのです」

エニタイムフィットネスでは、エクササイズが心身に及ぼす効果に焦点を当てているので、ダイエットや生活習慣の改善を煽るような宣伝文句は一切使わない。人々のよりよい暮らしの実現にどう貢献するか、その一点のみに強いこだわりをもつ。

「ただ流行しているというだけで見よう見まねでトレーニング法を実践し、鏡の前に立って自分の体型を見たり、体重を量ったりしているうちは、フィットネスのほんとうの魅力には気づかないでしょう。

体の変化ももちろん重要ですが、エクササイズをすることによって自分の感情や気持ちがどう変わったかを意識することのほうがそれ以上に大切です。体を動かす効果は、メンタル面にもいい影響を及ぼします。家族や友人との関係が改善されたり、ビジネスでいいアイデアが浮かんだり、心身ともに自分のパフォーマンスが向上していく。それは自信にもつながるのです」 

フィットネスが本来もつ魅力、「Healthier Place(心と体を健康にするところ)」を日本で浸透させていくためには、フランチャイズオーナーやジムで働くトレーナーたちの組織に対するエンゲージメントを高める必要もあるだろう。

「私たちはマネジメントの方針として、『people(人の力)』『purpose(目標達成)』『profit(利益計画)』『play(楽しむ)』という4つの価値を設けています。Pから始まる4つの価値を軸にして、フランチャイズオーナーを常に支援していきたいと考えています。そのためにトレーニングイベントを定期的に開催し、成功した人のストーリーを共有したり、オンラインでトレーナーたちが学習できる環境をつくったりしています。オーナー同士が忌憚なく議論を交わす機会をつくることで、風通しのいい組織になっているのも、エニタイムフィットネスの特徴です」

エニタイムフィットネスは、2年後の20年までに日本において店舗数500会員数50万人の獲得を目指している。同社の成長とともに日本でも、エクササイズが豊かな暮らしへ導く最良の手段として認知されていくことだろう。


Chuck Runyon(チャック・ラニオン)◎1968年、アメリカ・ミネアポリス生まれ。2002年、共同創業者のデイブ・モーテンセンとともにアメリカ・ミネアポリスにAnytime Fitness1号店を立ち上げる。以来、創業者兼CEOとして、驚異的なスピードでフランチャイズ店舗数を拡大。世界最大規模の店舗数を誇るビッグ・フィットネスクラブチェーンへと成長させている。

ANYTIME FITNESS
https://www.anytimefitness.co.jp

Prommoted by エニタイムフィットネス text by Hiroshi Shinohara photograph by Shuji Goto edit by Akio Takashiro

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