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お金とスポーツに関する記事を執筆。

360b / Shutterstock.com

フォーブスは4月11日、メジャーリーグベースボール(MLB)各チームの資産価値とそれに基づくランキングを発表した。今年で21回目の公表となるこのリストのトップを飾ったのは、例年どおりニューヨーク・ヤンキースだった。

「ブロンクス・ボンバーズ」の愛称で親しまれる同チームのチーム価値は2017年シーズン、前シーズンから8%上昇。およそ40億ドル(約4270億円)となった。売上高は他チームを大幅に上回る約6億1900万ドル。1973年にジョージ・スタインブレナーらが880万ドルで買収して以来、ヤンキースの価値は年平均成長率15%を記録したことになる。

一方、MLBの全30チーム中、昨シーズンの売上高が2億1900万ドル程度と最も少なかったのは、マイアミ・マーリンズとタンパベイ・レイズだった。ただ、昨年10月に12億ドルで投資家ブルース・シャーマン率いるチームに買収されたマーリンズは、2002年には前オーナーのジェフリー・ローリアに1億5800万ドルで買収されていた。同チームの価値はこの間、年平均成長率14%だったという計算になる。

2017年シーズンの30チームの平均価値は16億4500万ドルとなり、前シーズンから7%上昇した。売上高と営業利益(利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益)の平均は、それぞれ3億1500万ドル、2900万ドルだった。売上高は平均4.7%増加しており、主に放映権料や広告料などが増えたことが貢献した。ただ、マーケティングや選手移籍費用などの支出が増えたことなどにより、営業利益は平均17%減少している。

ランキング

最新のランキングのうち、トップ10に入ったのは以下の各チームだった(金額は現在価値、かっこ内は前年比での伸び率)。

1位: ニューヨーク・ヤンキース: 40億ドル(約4270億円、8%)
2位: ロサンゼルス・ドジャース: 30億ドル(9%)
3位: シカゴ・カブス: 29億ドル(8%)
4位: サンフランシスコ・ジャイアンツ: 28億5000万ドル(8%)
5位: ボストン・レッドソックス: 28億ドル(4%)
6位: ニューヨーク・メッツ: 21億ドル(5%)
7位: セントルイス・カージナルス: 19億ドル(6%)
8位: ロサンゼルス・エンゼルス: 18億ドル(3%)
9位: フィラデルフィア・フィリーズ: 17億ドル(3%)
10位: ワシントン・ナショナルズ: 16億7500万ドル(5%)

各チームの資産価値は球団の企業価値(資産と負債で評価)から割り出した。球団が所有する不動産(スタジアム、店舗、駐車場など)の売上高と経費も考慮し、算出している(不動産自体の価値は除外)。MLBが設立したインタラクティブメディアのMLB アドバンストメディア(MLBAM)、出資する専門チャンネルのMLB ネットワークやその他のポートフォリオの価値も、各チームの価値に反映させている。

チームが所有する地元スポーツネットワーク(RSN)の価値とそれらの利益・損失は考慮していない。また、昨年のウォルト・ディズニーへのMLBAM傘下BAMTECH Mediaの売却で各チームが得た1800億ドルの収入も除外している。ランキングの作成にあたっては、各チームとそれぞれのスタジアムが発表する情報やデータなどのほか、チーム幹部、スポーツバンカー、業界アナリストから情報を得た。

編集=木内涼子

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