趣味をサイドビジネスに変えるための3か条

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2. 忍耐力と継続性を持つ

忍耐力はおそらく、趣味を収入に変えようと思っている人が身につけるべき最も重要なものの一つだ。最初は利益が少なかったりゼロだったりしても、プロジェクトを続ける意思が必要だ。継続して取り組まなければ、望む成果を達成できないだろう。

即効性を求めれば、長期的な成功は生まれない。一方で、短期間で成功を収められなくても粘り強く取り組み続けるために必要な忍耐力は、より良い決断を下すために欠かせない要素とされる。

また、成功した途端に忍耐力が不要になるわけではない。結果が出始めてからも、ビジネスにそれまでと同じ努力と集中力を注ぐ必要がある。「継続的にコンテンツを作り続けるのが成長の鍵」とユーシャイ。彼は毎週月曜日、自分のサイトに新たな漫画を投稿し、最初の成功が流れていかないよう努力している。

3. メンターと協力者を活用する

自分が情熱を傾けるプロジェクトをビジネスに発展させるとき、他人にその一部を任せるのは気が進まないかもしれない。しかし、共同創業者やメンターといった存在に支援を求めれば、自分だけで仕事を続けるよりも長期的な成功を達成できる。

ユーシャイにとって、エブリ・バウエルが人気を得るそもそものきっかけになったのが、メンターからの支援だ。米ペンシルベニア大学ウォートン校のアダム・グラント教授について、ユーシャイは次のように話した。

「私の大切なメンターのアダム・グラントは、その必要はないのに、私の漫画をTEDトークで紹介し、私にチャンスを与えてくれた。これにより、私の作品が話題と関心の的になっただけではなく、お墨付きをもらえた。私に与えられた多くの機会は、アダム・グラントから受けたもの。これからも彼にはずっと感謝し続けるし、この恩を他の誰かに送れたらと思う」

サイドビジネス構築を一人で進めたい衝動に駆られても、自力でできることや知識は限られている。メンターやパートナーを持つことで見識を得たり、生産性を上げたり、さらには財務的な支援を受けたりすれば、大きな差が生まれる。共同創業者は、自分の弱みを補い、未来の成長に向けた正しい手法構築の一助となってくれる。メンターは、知識を共有し、新たな機会を与えてくれる。

誰しも、何かしら情熱を傾けるものがある。その趣味や関心をキャリアにしてはどうだろう? ここに挙げたステップを踏めば、趣味をビジネスに変え、将来さらなる満足感が得られる。

編集=遠藤宗生

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