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2018.04.07 11:00

米フォーブス誌が選出した、米国発「すごい中小企業」25選


Dutch Bros.──西部に284店、ドライブスルー・コーヒーチェーン

売上:7700万ド|ル従業員数:170人

1992年創業。FC契約するには、店舗で3年以上働くのが条件。それをクリアすれば同社は、FC料金(3万ドル)、設備費などのためのローンをサポートする。FC契約する20〜30代の多くは高校中退者だが、年20万ドルを売り上げる。

Fusion OEM──100%国内製造の機械・電子部品メーカー

売上:1100万|ドル従業員数:55人

2002年創業。CEOクレイグ・ゾベリスは父の経営する部品メーカーに入るが、「本当に働きたい会社」をつくるため起業。オフショアは行わず、全製品を国内自社工場で製造。市場平均を上回る賃金オファーを徹底している。

H.B. McClure──地元ペンシルベニア密着、空調施工業者

売上:8000万ドル|従業員数:500人

1910年創業。ボブ・ウォーレンは2008年に会社の所有権を得るや、経営陣を説得し、株式の3分の2(460万ドル)を社員持ち株に。曰く「会社を社員の手に渡せば、財務、評価、顧客サービス全てが向上する」。以降、売上は3倍に。

ImageOne──印刷サービス会社

売上:1500万|ドル従業員数:52人

1991年創業。印刷関連の包括サービスを展開。2014年、売上1200万ドルのうち利益は10万ドルだったが、財務を全社員に公開し意識共有を図った結果、売上・コスト意識が劇的に向上。利益はかつての12倍、120万ドルを超えた。

W.S.Badger──オーガニック・スキンケア製品メーカー



売上:1600万ド|ル従業員数:100人

1995年創業。大工だった創業者が、荒れる自分の指のために自作していた保湿バームを製品化。いまや全米の小売店にスキンケアのフルラインが並ぶ。賃金は少なくとも州最低額の2倍。利益の10%を寄付、7%を社員分配。

FreshBooks──1000万人が使う、フリーランス向け会計ソフト

売上:5000万ド|ル従業員数:248人

2004年創業、フリーランスに特化した会計ソフトで急成長。14年、サービスの抜本刷新のため、秘密裏に別会社「BillSpring」を起業し競合サービスをリリース。1年半後にFreshBooksの顧客を統合するという離れ業を成功させた。

GYK Antler──コングロマリットな広告代理店

売上:1330万|ドル従業員数:85人

1975年創業。広告代理店ながらその実、創業165年のドラムメーカー「Noble&Cooley」、エミー賞受賞の映像制作会社、データ分析会社などを擁するコングロマリット。顧客にはRedBull、PayPalも。オープンブックで事業を透明化。

Nick’s Pizza & Pub──店頭販売全米トップ10の新興ピザチェーン

売上:600万ドル|従業員数:200人

1995年、建設作業員だったニック・サリロが創業。「命令と統制」ではなく「信頼とフォロー」による従業員マネジメントで、離職率は25%(業界平均100〜150%)、その手腕に全米が注目。地域の慈善団体に売上の5%を継続寄付。

Menlo Innovations──カスタムソフトウェア設計会社

売上:400万ド|ル従業員数:43人

2001年創業。全プログラマーがペアで作業することで、自由度を高め創造性を増す「働き方設計」が注目を呼び、有料社内見学や、企業幹部から2万ドルを徴収するツアーなどで世界から8万人が来社。これらが売上の10%を占める。
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文=Forbes JAPAN 編集部

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