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Karlis Dambrans / Shutterstock.com

ファーウェイは世界最大級のスマホメーカーの1社だ。調査会社「ガートナー」の出荷台数調査では、世界のスマホ市場におけるシェアは1位がサムスンで22.3%、2位のアップルが11.9%、3位がファーウェイで9.5%となっている(2017年Q3のデータ)。

アップルとの差はわずか2.4%であり、このペースで行けばファーウェイが2位のポジションをつかむのは時間の問題かもしれない。しかし、そのファーウェイの前に立ちはだかるのが、米国の政府や通信キャリアの壁だ。

ファーウェイは今年、同社のフラッグシップ端末の「Mate 10 Pro」をAT&T経由で販売しようとしたが、直前になって中止された。背景には米国政府がファーウェイの端末から中国政府に情報漏えいがもたらされる懸念を強めていることがある。

米国のCIAやFBI、NSAの幹部らは、国民にファーウェイ及び中国のZTEのデバイスの使用を推奨しないと発言した。その後、Mate 10 Proはアンロック端末として米国で発売されたが、米国最大の家電量販店の「ベストバイ」は、ファーウェイ端末の取り扱いを中止した。

そんな中、ファーウェイのコンシューマー・ビジネス・グループのリチャード・ユーCEOは3月30日、「Cnet」の取材に応じ、米国進出を決して諦めない姿勢を明確にした。ユーによると「米国政府が当社の製品に対して示すセキュリティ上の懸念は、根拠のない憶測によるものだ」という。

「ファーウェイは現在、世界的通信キャリア50社のうち、46社と提携を結んでいる。データのセキュリティは当社が最も重視するポイントであり、これまで問題を起こしたことはない」と彼は述べた。ユーはさらに、ファーウェイが米国に13ヶ所のオフィスを構え、1000名以上を雇用していると付け加えた。

「我々は今後も米国の市場にコミットしていくつもりだ。そして、世界トップレベルの端末を提供することで、米国消費者の信頼を勝ち取りたい」とユーは述べた。

しかし、3月27日にパリで開催された最新端末「P20」及び「P20 Pro」の発表会では、記者団を前にこう話していた。

「たとえ米国の市場をぬきにしても、ファーウェイは世界トップのスマホメーカーになれるだろう」

調査企業「IHS Markit」のデータでは、世界のスマホ市場に占める米国のシェアは11.6%で、30.4%の中国に次いで2位となっている。3位はインドで8.5%だった。

ファーウェイにとって米国は絶対に必須の市場とはいえない。しかし、米国の消費者の支持を得られれば、世界ナンバーワンのポジションの獲得がより早まることは確実だ。

編集=上田裕資

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