その1作目となるのが日本では“ダンメモ”としておなじみの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~」の北米版「Memoria Freese」だ。
このゲームはライトノベルから人気テレビアニメになった「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」をベースとしたもの。
今回のプレスリリースで注目すべきなのは、「北米において、日本のオリジナルに可能な限り忠実なゲームを配信する」と宣言していることだ。北米版ではオリジナル版の日本語の音声に英語字幕をつけている。
クランチロールの運営元のEllationは住友商事と共同でゲームのローカライズと配信を行う。ゲームの所有権はデザインと開発を担当したグリーが引き続き持つことになり、アップデートも行う。
「Memoria Freese」のアソシエイトプロデューサーの森下滉大によると、北米のファンはオリジナルに忠実なローカライゼーションを好むという。
「アニメや漫画のファンはオリジナルと同じものが欲しいと感じている。だからこそオリジナルから大幅に逸脱するような変更はしない。日本のゲーマーと同じ体験を提供してもらいたい」と森下は語る。
また、今回のゲームはアニメの世界を忠実に再現したと森下は話した。
「ゲームのシナリオは原作者の大森藤ノ氏の承認を得ており、ボイスもオリジナルアニメの声優が担当している。さらに、アニメではほとんど脚光を浴びていないキャラクターを肉付けし、それぞれにオリジナルのクエストやイベントも用意した」
「Memoria Freese」は3月30日からアップルのアプリストアとグーグルプレイからダウンロード可能になっている。