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アジア女子大学の卒業生、リム・ブヤーダさん

東京アメリカンクラブで3月22日、「アジア女子大学 第9回日本支援グループ・ファンドレジング・イベント」が開催された。

アジア女子大学とは、アジアにおける新しい世代の女性リーダーを教育するという理念に基づき、2008年にバングラディッシュのチッタゴンに設立された独立したリベラルアーツの国際大学だ。

主に、家族に大学卒業生がいない家庭の子女を優先し、98%の学生が全額奨学金給付の条件で入学させている。通常の学業の他に、インターン制度やメンター制度、独立した研究プロジェクトやリーダーシップ・トレーニングなどに参加する機会も設けている。

ファンドレイジング・イベントは、スポンサー企業はじめ、数多くの民間企業、NGO/NPO、各国政府機関、教育機関支援の下、各界から支援参加者を迎えて開催され、2017年より同大学の副学長を務めるニルマラ・ラオ教授の挨拶に続き、このイベントの講演者として韓国から来日したキム・ソンジュ(金聖珠-ソンジュグループ創立者、MCMホールディング会長)氏の基調講演が行われた。

多忙なスケジュールの合間を縫い、ソウルから駆けつけたキム・ソンジュ氏が率いるMCMホールディングは、アジア女子大学に対し20万ドルの寄付金を贈呈し、今後は世界総売り上げ利益の10%をCSR予算として計上し、女性支援活動に力を注いでいくという。



そのほかイベントでスピーチをしたのは、バングラディッシュ出身で同大学2014年卒業生のリム・ブヤーダさん。現在、イギリス連邦奨学生としてオックスフォード大学、衛生熱帯医学大学院の科学修士プログラム在学中の彼女は「アジア女子大学の支援なくして、大学に進学し、更にオックスフォードで社会貢献に関する勉学の機会を手にする事は出来なかった」と述べ、卒業後は地域社会の安全と発展の為に尽力していきたいと、自らの熱い想いを語った。

2017~2018年、アジア女子大学では、東南アジア及び、中東15か国から集まった700名を超える学生が学び、既に543人の卒業生が民間企業、JICAや世界銀行、ユネスコをはじめとする政府系非営団体で活躍しているという。最近では「情報科学」と「金融学」の2つの新しい専攻学科を増やし、生徒の数は毎年25%ずつ増加している。

今後、5月にはチッタゴンのキャンパスで10周年記念イベント、第6回目の学位授与式が取り仕切られる。さらに2018年秋には、ニューヨーク支援グループ主催によるファンドレイジング・イベントが開催される予定だ。

構成=賀陽輝代 写真=藤井さおり

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