4. メンバーの関係性と業務のバランスが取れている
賢いチームは、一方に目標達成を、他方に健全な関係性を置き、その範囲内で行動する。チームの業務を遂行するには健全な関係を構築することが必要だと理解する一方、結果は結果として出さなければならないことも知っている。賢いチームは、時間を取って各状況(なぜこの場合は合意ベースの決定法よりトップダウン式の決定法が良かったのかなど)を明確にし、メンバーが理解できるようにする。
5. チームの学びに優先的に取り組む
私が見てきた賢いチームは、次の3つを明らかにするべくアフター・アクション・レビュー(AAR、行動後の振り返り)を行なっていた。
・達成しようとしていたこと
・実際に達成したこと
・この差を引き起こした原因
こうすれば、メンバー同士やチームが抱える任務に関し、集団的意識を構築できる。
6. 互いの意見を聞く
EQの高いチームは他者の意見をきちんと聞くため、状況に応じて各メンバーを理解している。自分の意見を言うことをためらわない一方、他者の意見は熱心に聞き、相手が次に何を言うかについて臆測したりしない。
現代の課題の複雑性はこれから増すばかりだ。こうした環境をうまく切り抜けるには、EQの高いチームが必要となる。