4. 人の悩みを見つけられるようになるため。質問されれば、人は自分やビジネスの問題について喜んで話すことが多い。(知らない人と会話をする機会が増えると気づくだろう)。聞き上手になり、思慮深い質問をすれば、人は悩みを共有してくれるはずだ。
5. 「筋肉」をつけるため。自分でも気づかなかった、あるいは忘れていた自分の強みや才能を活用できるようになる。副業としてコンサルティング業を開始すれば、職場で過ごす1年よりも活発に心と頭を使うようになる。
6. 時間とエネルギーの使い方を見極めるため。仕事漬けの生活を経験した人は多いはずだ。目が覚めた瞬間に仕事のことを考え、手短に朝食を済ませて仕事のことを考えながら出勤し、1日中仕事をして、仕事のことを考えながら帰宅・就寝する生活だ。
仕事に入り浸った状態は数か月から数年続く場合があり、健康とは言えない。自分のビジネスを始めると、本業以外に集中すべき目標や目的が生まれる。時間を今までより意識的に管理する必要のある状況に追い込まれれば、より効果的に働ける。こうして有益なスキルが身につくだけでなく、良い気分にもなれる。
7. コンサルタントに必須のスキルであり、企業人にとっても重要な能力である人脈作りの力を向上させるため。コンサルティング業を始めると、人脈作りのイベントや一対一の会議の場面で、充実した会話が楽にできるようになる。フルタイムで働いている場合、人脈は必要ないと後回しにしがちだ。コンサルティングプロジェクトを受け始めた途端に、人脈の力を改めて実感するだろう。
8. フルタイムの従業員として働いていると気づかない、自分の仕事の価値に気づくため。コンサルティングで初めて得た報酬が通常の給与に比べて微々たるものだったとしても、それは大きな重みを持っている。実際に現場の人を助けて対価をもらうことで、力を感じるようになるからだ。
9. 利益を無駄にすることなく事業を成長させるには、いくらの経費が必要かを考えるため。職場では、金銭的なビジネス決定を自分のこととして考えない場合が多いが、自分のビジネスではそうは行かない。
10. 「私は最高経営責任者(CEO)」と思えるようになるから。CEOは片手間だったとしても、自分のビジネスの所有権やCEOとしてのキャリアは誰にも奪うことはできない。