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86. ジョン・ボーグル/投資会社バンガード・グループ会長

1965年、ウエリントン・マネージメントの創業者ウォルター・モーガンから会社の立て直しを命じられた時、私は35歳だった。だがやがて経済が冷え込み、運用していた株式ファンドもうまくいかなくなった。取締役会で会長職を解任された私は、75年にバンガードを創設した。私のプリンストン大学での卒業論文はインデックスファンドに関するものだったし、ノーベル経済学賞受賞者のポール・サミュエルソンが論文に「だれかどこかでインデックスファンドを始めてくれないか」と書いたのを読んだばかりだった。インデックスファンドを始めるというアイデアは取締役会では却下されたが、私は説得し、認められた。インデックス革命は、そうやって始まったんだ。

87. 孫正義/ソフトバンク創業者

19歳の時、初めてマイクロプロセッサーを雑誌で見て、私は路上で泣きました。「これで人類の生活が一変する。人類最大のイノベーションだ」と感動しました。産業革命は人類の能力を拡張し、生活を一変させました。情報革命は人類の能力でも重要な脳細胞を拡張します。誰も見たことがないような進化が起きるでしょう。世界中飛び回っていて、毎朝、自分がいる場所がわからなくなります。でも眠りたくないんです。ワクワクするんですよ。

88. レオナルド・デル・ヴェッキオ/眼鏡メーカーオーナー

ビジネスをやっていくなかでずっと変えないでいることが一つあるんだ。常に本当に自分が思ったようにふるまったり発言したりし、明晰さと透明性をもって行動するということ。他人が望むような自分ではなく、自分でこうありたいと思う自分でいたい。そうあってこそ、たしかな平安が得られると思うんです。私への評価は私だけのものですしね。

89. ショーン・“ディディ”・コムズ/音楽プロデューサー、ファッションデザイナー

最初の仕事は12歳の時にはじめた新聞配達でした。年配のお客さんがたくさんいたので、新聞はいつもドアと網戸の間に入れるようにしていました。前の配達人とは違うと思ってもらえるようにね。その時ですね、ほかとは違うベストなサービスを提供すれば、音楽であれ服であれ、ウオッカであれ、ハードワークに見合うものを得られることがわかったのは。

90. デービッド・ルーベンスタイン/投資ファンドカーライルグループ共同創業者者

個人の幸福はとらえどころのないものだが、私にいわせればそれは金を稼ぐことよりも金を手放すことによってやってくるものだね。母親が電話してきて「おまえのやっていることを誇りに思うよ」と言ってくれるなら、それは幸福に向かっているサインだろう。うちの母も、私が金を稼いでいるときよりも手放している時によく電話してきたものだった。


100人の名言「私がビジネスで学んだこと」
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文=Forbes JAPAN 編集部

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