ライフスタイル

2018.03.31 15:00

ヒューゴ ボスのジャケパンが「先進的」と呼ばれるワケ

ウールなどをブレンド、伸縮性を備えた素材で、天然素材の風合いと機能性を併せもつ。ジャケット¥82,000、パンツ¥34,000(2点ともボス/ヒューゴ ボス ジャパン)


森岡:今回紹介するジャケットとパンツも、先進的なアイテムですよ。このブランドが提案するストレッチテーラリングのトラベルシリーズのひとつです。
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小暮:素材がヴァージンウール70%にコットン28%、それにポリウレタンが2%ほどミックスされたマイクロデシン。素材自体に伸縮性があるので快適ですね。

森岡:素材がシワになりにくく、型崩れもしにくい特長があります。ライニング=裏地もメッシュ素材を採用していますので、通気性に優れている。

小暮:内側にイヤホン用のループが付いていますね。日本でも移動中、音楽などをイヤホンで聞いているビジネスマンがたくさんいますが、これは便利です。出張用ジャケットとして最適ですね。
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森岡:パンツも新しい。ウエストにドローコードが付いていて、快適なはき心地が味わえます。

小暮:ヒューゴ ボスは、よくスポーツやアートの文化活動をサポートしていますね。

森岡:そういうモダンなイメージにとても合っていますし、活動的なライフスタイルを意識したアイテムに仕上がっています。

小暮:こういうアイテムを日本でつくると、カジュアルさばかり目立つ服に仕上がってしまうことがありますが、このジャケパンは、機能は万全ながら、随所に仕立てのよさが光るアイテムです。そういう意味では、機能と職人芸が融合、なおかつブランドが標榜するクラシックかつモダンなビジネスウェアにも合致している。

森岡:ドイツでつくったスポーツカーのようなジャケパンですね。(笑)



森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura text by Masahiro Kogure directed by Hiroshi Morioka illustration by Bernd Schi f ferdecker edit by Akio Takashiro

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