エコーに全力を注ぐアマゾン 全ては「インターフェース」のため

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エコーを所有することは、あなたが考えられるものならほぼ何でも売っている企業であるアマゾンと永続的な通信回線を持っていることに限りなく近い。エコーは、ニュースや天気予報のチェック、ウーバーの配車、音楽鑑賞、元気になるためにジョークを聞くなど、アマゾンには直接的な利益がないことにも使用されるが、ここで直接的利益はさほど重要ではない。

重要なのは、これまでウェブサイトやアプリを顧客との接点としていた会社が、家の中に永続的な居場所を確立し、ますます多くのものを求められる存在になったことだ。それも、利用者に対して10の答えではなく、必要なたった1つの答えを提供するインターフェースで。信頼や、参照元としての価値という面で、これがどんな意味を持つのかを考えてみてほしい。

アマゾンは、人々との直接的なインターフェースを確立できるかどうかに未来がかかっていることを理解しており、エコーに全てを賭ける準備ができている。プラットフォームとしてのエコーの価値は、初めてエコーを見た人の多くが見落とした価値の明らかに上を行くものだ。

まだエコーを直に見たことがない人も、心配は無用。そう遠くない将来目にすることになるだろう。

編集=遠藤宗生

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