キャリア・教育

2018.03.23 20:00

100人の名言「私がビジネスで学んだこと」 vol.5


46. ジェリー・ジョーンズ/起業家・プロスポーツチーム所有者

ウォルマートの創業者サム・ウォルトンに、「自分に課しているルールはあるか」と聞いたところ、「社員が多すぎると、 “英雄”が見つからない」と教えてくれました。つまり、労働力か人件費を抑える代わりに、少ない社員に最大限の裁量権を与えることが大切なのです。そうすれば、能力があり、モチベーションの高い社員が自ずとわかるでしょう。

47. スティーブン・シュワルツマン/ブラックストーン創業者兼CEO

社員の見解を十分に集約できなかったために、失敗した投資案件がありました。そこで、リスクを避けるためにも、徹底的に議論し合うプロセスが必要だと考えたのです。たとえ、CEOである私のアイデアが否定されることになっても。社員の仕事は「それは素晴らしいですね!」と褒めることではなく、出資者のお金を守るために問題点を洗い出すことです。

48. 李兆基/香港の不動産王

中国には、「他者の最も優れた点を真似しなさい」という言葉があります。だから、私もいつも友人たちの長所から学ぼうとしています。

49. チャールズ・コーク/コーク・インダストリーズCEO

私の最大の過ちは、会社の行動規範を口だけでしか理解していない幹部を雇ったことです。そのせいで、取引で失敗した上に、価値観を共有していた社員たちが辞めてしまいました。人を採用する時、人徳と才能の二者択一の場合は、人徳の方をお選びなさい。悪徳を持つ才能ある人は、才能の劣る人格者より会社に大きな損害を与えるものです。

50. カルロス・スリム・ヘル/メキシコの通信事業王、元世界一の富豪

死んでしまえば、あの世には何も持っていけません。起業家といえども、富を一時的に預かっているだけなのです。だからこそ、顧客や従業員、出資者たちに対して誠実でなくてはなりません。

100人の名言「私がビジネスで学んだこと」
vol.1/vol.2/vol.3/vol4

編集=フォーブス ジャパン編集部

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