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leungchopan / shutterstock.com

中国のテンセントは先日、ニュースレコメンドアプリ「Qutoutiao(趣头条)」の1億ドル(約106億円)以上の資金調達を主導した。Qutoutiaoの企業価値は約15億ドル(約1600億円)に達しており、IPOも視野に入れているという。

Qutoutiaoの競合としては、AI(人工知能)を活用したニュース配信プラットフォームの「今日頭条(Toutiao)」が知られ、企業価値は200億ドル(約2.1兆円)と伝えられている。今日頭条もIPOを行うとの報道が出ており、この分野の競争はますます激化していきそうだ。

先週の中国のテック分野の話題としては、Eコマース大手「JD.com」のファイナンス部門「JD Finance」が、金融サービスの増強に向けて約19億ドルの資金調達を進めていることも報じられた。3月16日にCNBCが伝えたところによると、JD Financeの企業価値は200億ドルに達している。中国ではオンライン金融部門が急成長を果たし、この分野への投資も活性化している。

一方で、中国企業による今年最大規模の巨額IPOとして注目を集めるのが、バイドゥ傘下の動画ストリーミングサービス「iQiyi(愛奇芸)」の米国での上場だ。“中国のネットフリックス”と呼ばれるiQiyiの企業価値は約137億ドルと伝えられており、米ナスダックへの上場により22億5000万ドル規模の資金を調達するとみられている。

中国ではコワーキングスペース事業者の競争も激化している。この分野大手の「URWork(優客工場)」は昨年末に英語名を「Ucommune」に変更したが、同社は先日、競合の「Woo Space」を買収した。これにより、Ucommuneの企業価値は17億ドルにまで上昇し、今後はさらに拠点を拡大していくという。

Woo Spaceの買収にあたっては、現地のベンチャーキャピタルの「Sinovation Ventures」や「Sequoia Capital China」「ZhenFund」「Matrix China」らが資金調達に参加した。中国のコワーキングスペース市場は年間30%のペースで成長が続いており、中国でトップのUcommuneはますます勢力を伸ばしている。

中国のコワーキング分野ではソフトバンクが44億ドルを注いだ「WeWork」も勢いを増しており、今年はまた新たな買収や合併が起こりそうだ。

編集=上田裕資

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