キャリア・教育

2018.03.19 20:00

昇進してから退職すべき5つの理由


昇進してから退職すべき5つの理由は次の通りだ。

1. 次に自分が就きたい仕事、自分の才能に見合う仕事を得るために、昇進後の役職と職責が必要だから。

2. 現在の雇用先の待遇が劣悪だから。

3. 会社に、自分の貢献を認めてもらおうとアピールしていたが、なかなか実現しなかった。数か月後、あるいは数年後にやっと昇進がかなったのに、大した昇進ではなかったから。

4. 今まで既に、昇進後の職務と同じ仕事をこなしており、今になってやっと職責に見合った役職と給与が与えられたから。この場合は、昇進が実現したらすぐに、ためらわず転職すれば良い。

5. 今まで会社に最善を尽くし、自分の貢献に満足しているから。

転職活動が実を結ぶまでには数か月かかるかもしれない。その間は、現在の会社で新しい役割をこなすことになる。

米国ではかつて、入社した時点(あるいは現在の勤務先で昇進した時点)で会社に忠誠を誓うのが当たり前とされ、1年以上は仕事を続けることが期待されていた。しかしその場合は、会社の方でも従業員に忠誠を誓うのが普通だった。近年は、こうした古い認識が遠い過去の記憶となりつつある。

雇用主があなたを昇進させたいと考えていても、これからもずっとあなたを雇ってくれると保証したわけではない。そのため、新たな役割に就いてから辞めてはいけない期間などは存在しない。

面接を受ける企業に「なぜ昇進したばかりで退職を考えているのか」と聞かれたら、「役職をもらったのはつい最近ですが、この上級レベルの仕事は今までこなしてきたことです。この仕事ではあらゆることを学びましたが、さらに大きなことに挑戦する時期が来たと思いました」と言えば良い。

あなたには、これからもステップアップを続けてほしい。

翻訳・編集=出田静

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