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キャリアと仕事、リーダーシップ全般を担当。

モデルのカーリー・クロス (Photo by Nicola Gell/Getty Images for SXSW)

米国版フォーブスの昨年12月号の表紙を飾ったのは、モデルのカーリー・クロスだった。「30アンダー30(30歳未満の重要人物)」を特集したこの号でフォーブスは、クロスが立ち上げた女性プログラマーを育成する団体の活動を記事化した。

彼女が立ち上げたNPOの「コード・ウィズ・クロッシー(Kode With Klossy)」はこれまで、約400名の若い女性らにコンピュータのプログラミングを教えてきた。コード・ウィズ・クロッシーは受講料無料の2週間の集中講座を全米で展開している。

クロスは3月16日、今年は同団体の活動をさらに拡大し、今年は全米25都市で50の講座を開催し、合計1000名を受け入れると宣言した。

セントルイス郊外で育ったクロスは数学と科学が好きだったが、彼女が通った公立学校ではコンピュータに関する十分な知識が得られなかった。13歳でモデルエージェンシーにスカウトされたクロスは、忙しい仕事の合間にコンピュータの知識を身につけ、ニューヨーク大学のガラティン校に進みコーディングを学び始めた。

クロスが初めてプログラミングを本格的に学んだのは、2014年にニューヨークのFlatiron Schoolで1週間の集中講座を受けた時だった。「その時の経験が私にプログラミングの素晴らしさを教えてくれた。テクニカルな言語を修得することで、もっとクリエイティブな自分になれることが分かった」とクロスは述べている。

プログラミングに目覚めたクロスは同時に、この分野では男女の格差が大きいことにも気づいた。米国の大学でコンピュータ・サイエンスを履修する全学生に女性が占める比率は、18%に過ぎないというデータもある。

彼女は2015年に20万ドル以上の資金を寄付し、Flatiron Schoolで学ぶ女子学生たちの学費を援助した。その翌年、自身のNPOであるコード・ウィズ・クロッシーを設立。ニューヨークやロサンゼルス、セントルイスで集中講座の提供を始めた。

フォードやWeWorkらもバックアップ

現在25歳のクロスの年収は、フォーブスの最新データでは900万ドル(約9億5000万円)に達している。彼女は自身の収入の一部をコード・ウィズ・クロッシーの活動に注ぐほか、自動車メーカーのフォードの支援も取り付け、資金援助を受けている。また、コワーキングスペースの「WeWork」も今年のNYやその他の都市で開催される講座にスペースを提供している。

コード・ウィズ・クロッシーは女性のためのプログラミング大会も開催し、昨年のNYのハッカソンでは16歳の少女らが企画した、性別にとらわれないトイレを見つけるためのアプリが賞金5000ドルの大賞を獲得した。

2018年の参加受付は4月15日までとなっており、5月に合格者が発表される。「好奇心にあふれた、様々なバックグラウンドを持つ女子生徒たちから応募が来るのを楽しみにしている」とクロスは述べた。

クロスのSNSのフォロワーは1260万人を超えている。コード・ウィズ・クロッシーに応募し、合格するのはかなりの難関となりそうだ。

編集=上田裕資

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