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3. 新製品開発と他社買収により成長

アマゾンは1994年、書籍のオンライン販売から事業を始めた。それが現在、米ウォールストリート・ジャーナルによれば、売上高は1780億ドルとなり、過去5年間の平均成長率は24%を記録。電子商取引市場で40%のシェアを獲得している。

この成長は、取り扱う製品カテゴリーを増やすことや、他社の買収によって実現してきたものだ。増やした製品カテゴリーは30、販売する製品の品目数は何百万にも上り、買収した企業は100社以上を数える。

4. 能力を新たな収益源に変える

成長機会に何度も大きく賭けてきた中でも、特に注目に値すると考えられるのはアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の開始だ。電子商取引ビジネスを行うために構築したシステムを製品化した。IT分野が専門の調査会社ガートナーは2015年の時点ですでに、「AWSは2017年には、売上高の10%、営業利益の50%以上を占めるようになる」と予想していた。

5. 自己満足に陥らない

成功が失敗の原因になる企業は、あまりにも多い。これらの企業のCEOたちには、「成功は、自分たちの行動は全て正しく、新興のライバルや変化する顧客のニーズ、新たなテクノロジーの登場を無視しても構わないということを意味する」と考えてしまう傾向があるためだ。

アマゾンにあるのは、これとは逆の考え方だ。毎日が何もないところからスタートする日であるとの考えが、多くのアイデアを生み出してきた。その一つが、年会費99ドルのアマゾン・プライムだ。プライム会員向けのサービスには、約100万品目の製品を対象とした当日・翌日配送、一部電子書籍の読み放題や音楽の聴き放題などがある。米金融サービス会社、コーエン・アンド・カンパニーのアナリストらの推計によれば、インターネットが利用可能な米国の世帯の53.8%が現在、アマゾン・プライムに加入している。

また、アマゾンは都市部に近い立地での倉庫建設に多額の投資を行っているほか、米国内では今年半ばまでに、フルタイムとパートタイムで合わせておよそ13万人を雇用する計画だ──ジェフ・ベゾスがCEOである限り、アマゾン株には投資し続けるべきだと考えられる。

編集=木内涼子

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