元シールズ隊員が明かす、変化を乗り切るリーダーの10原則(下)

(Photo by U.S. Navy via Getty Images)


9. 規律:集中と遂行

変革の試みは、競合する優先事項により悪影響を受ける。変化というものは、事前に予想していたよりも多くの時間や、ハード、ソフト両面でのコストがかかるものだ。その長い道のりの中で、進捗に疑念を抱き、他のことを優先させてしまうこともありうる。それが、元々の目標とまったく整合性が取れなかったとしても。

変革のビジョンを達成するには、シールズでの訓練や戦闘と同様、規律と遂行力が必要だ。もしデータを分析した上でやり方の変更が必要なら、そうすればよい。しかし、反射的に飛びついたり、目新しいものを追い求めたりすれば、任務の失敗につながることが多い。

10. 回復力:絶えぬ変化への道

回復力のあるチームは、回復力のある人々から成る。回復力のある組織は、多少のパラノイア(偏執)は良いことだと考える。常に地平線を見据えて危険や機会の兆しに注意を払い、学習が早く、逆境を力に変えて跳ね返す。

変化は不可避だ。そのため、今直面する変化に反射的に対応するだけでなく、明日起こる変化の戦いに向けて準備することが大切だ。戦場に出て敵と戦おう。集中、規律、信頼、責任を通じて、あなたはこの変化の戦いに、そしてに将来繰り返し起きる変化の戦いに勝利できるだろう。

編集=遠藤宗生

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