Aspire Foodの共同創業者のMohammed Ashour とShobhita Soor、さらにExoの共同創業者のGreg SewitzとGabi Lewisらは、2016年のフォーブスの「30アンダー30(30歳未満の重要人物)」に選ばれていた。今回の買収はその授賞セレモニーで彼らが出会ったことがきっかけだったという。
「Gregと初めて話したのは、ボストンで行われた30アンダー30サミットでのことだった」とAshourは述べた。
Exoブランドは買収後も残り、Aspire Foodが現在製造しているコオロギ食品のブランド「Aketta」はExoに統合される。Exoは独立した企業として存続するが、Aspireが提供するコオロギ由来の原料のみを使用することになる。Exoの共同創業者の2人は合併をスムーズに行うための補佐を行うが、その後は会社を離れるという。
昆虫食品のアメリカでの市場はまだ小さいが成長しており、「Global Market Insights」のデータでは今後5年で5000万ドル(約53億円)以上の市場規模に達すると見られている。市場規模が小さい理由の1つは、昆虫を食べることをためらうアメリカ人が多いことだ。しかし、Aspire FoodやExoはプロテインバーの消費者らをうまく取り込んでいる。
「Exoは昆虫食業界において、最も成功しているブランドの1つと言える。今後のシナジー効果を期待している」とAshourは話した。