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SPF / shutterstock

筆者はかつて自宅のコンピュータで仮想通貨のマイニング(採掘)を行っていた時、マシンがあまりにも熱を持つので、「これを家の暖房に利用できないものか」と思ったことがあった。それは、ただの冗談程度の思いつきだったが、そのアイデアを実現してしまった企業がある。

「Qarnot」と名乗るフランスのコンピュータ企業は、仮想通貨をマイニングしながら暖房ができる特殊なヒーターを発売した。同社の「Crypto Heater QC-1」は、見た目はお洒落なデザインのヒーターだが、イーサリアムの採掘ができるのだ。

AMDのグラフィックボード「Radeon RX 580 8G」を2台搭載したこのマシンの価格は2900ユーロ(約38万円)。完全に無音で、広さ20平方メートルの部屋を暖める能力を持つ。Qarnotによると「アイデアの発想から完成までに5年の歳月をかけた」とのことで、木のフレームとブラックのアルミボードのお洒落なデザインに仕上がっている。

2台のRX 580が一日に生み出すイーサリアムの価値は、電気代を差し引くと、ざっと見積もって1日に2.5ドル程度だろう。大金を払ってこのヒーターを買う価値があるかどうかは、個人の価値観次第だ。

さらに言うと、2台のRX 580を購入して仮想通貨採掘用のリグを自作すれば、費用は半分程度で済む。しかも、このヒーターが発送されるのは6月になるというから、実際に使えるのは今年の冬になる。

この製品がハードコアな仮想通貨マニアをターゲットにしたものでないことは明らかだ。しかし、十分なお金がある人が、軽いジョークの種として購入するお洒落なインテリアとしては、かなり魅力的なアイテムといえるかもしれない。

編集=上田裕資

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