ファーウェイはP20の正式リリースを3月27日に控え、2月末からインスタグラムでティザー動画の公開を開始した。「See mooore with AI」と題された動画は、P20のカメラが端末内蔵のAI(人工知能)と連携することを強調している。
また、ニュースメディア「Telefoon Abonnement」が掲載したリーク画像で、P20の前面及び背面にライカ製の3つのカメラが搭載されていることが確認できる。前面のカメラはiPhone Xと同様のノッチの部分に格納されている。
さらに背面のカメラの画像から、このユニットがデュアルカメラにシングルカメラを組み合わせたものであり、その横にはツイン・フラッシュが並んでいることが判明した。トリプルカメラは従来のカメラよりも光学性能に優れ、ズーム撮影の際にも威力を発揮する。
ファーウェイはまた、先日のインスタグラムの投稿で、このカメラが一眼レフカメラに匹敵する性能を持つことを強調した。P20は望遠撮影や超広角撮影にも対応すると見られている。
ツイッターの投稿でファーウェイは「優れた写真をとるためのあらゆるレンズを一つに統合した」と述べている。
この端末が発表されれば、スマホのカメラ性能を評価するサイト「DxOMark」では、トップレベルの評価を獲得するかもしれない。DxOMarkはスマホのカメラがいかに一眼レフに近づけるかを評価基準とし、ズームやポートレート撮影の性能を重視している。
リーク情報の帝王と呼ばれるエバン・ブラス(Evan Blass)はP20シリーズが3つのモデルで構成されると述べている。「P20」と「P20 Lite」と「P20 Pro」の3機種で、トリプルカメラはP20 Proのみに搭載されるという。
また、価格についてはドイツのテック系メディア「WinFuture」のRoland Quandtがツイッターに投稿した。それによるとP20が679ユーロ(約9万円)、P20 Proが899ユーロ(約11万8000円)、P20 liteが369ユーロ(約4万9000円)になるという。
このような先進的テクノロジーを搭載しつつも、P20は米国市場では苦戦を強いられる
ことになりそうだ。米国の大手キャリアは政府のプレッシャーにより、ファーウェイのスマホの販売を行っていない。
P20の全貌は3月27日に明らかになるが、興味のある人はファーウェイの公式アカウントの情報をチェックしてみてほしい。