100人の名言「私がビジネスで学んだこと」 vol.3

(左)シェリル・サンドバーグ(右)ビリー・ビーン



(左)投資家 ピーター・リンチ(右)作家・コンサルタント ジム・コリンズ

25. ピーター・リンチ/投資家

1989年にウォーレン・バフェットから本の一節を引用したいと電話をもらいました。「値上がり株を売って、値下がり株を保有せよ」という部分でした。ところが、彼が引用したとおりの失敗を私はしてしまいました。ホームデポもダンキンドーナツも私が売った後に急伸したのです。なぜ間違ったのか。私が愚かだったからです。

26. ジム・コリンズ/作家、コンサルタント

ピーター・ドラッカーは私に、禅の師匠がダメな弟子を叩くようにチャレンジを与えてくれたことがあります。スタンフォードの職を辞して独立を考えていた36歳の私の不安を察し、オーストリア訛りで「成功する方法ばかり考えるのは間違っている」と言ったあと、一息置いてこう言ったのです。「どうやれば人の役に立つか、を考えるべきだよ」。

27. フィリップ・アンシュッツ/石油、鉄道、不動産 投資家


私は「どうして」「なぜ」から入り、どう変化するかを想像するのが好きです。転換期にある産業を探し、潜在的なファンダメンタルズから生じるチャンスを予想するのです。いま転換期にあるエネルギー産業では再生可能エネルギーが、光ファイバーが通信を変えた以上の変化を起こすでしょう。私も、アメリカ最大の風力発電所を建設中ですよ。

28. エリック・シュミット/グーグル元CEO

故ビル・キャンベルのことを“コーチ”と呼んでいました。彼はシリコンバレーで勝つ方法を知っていたからです。彼のリーダーシップ論で特に印象的だったのが、「互いに敬意を払う文化を築くこと」でした。そして、それは組織のトップが作り出すことも彼は理解していました。だからこそ、私はグーグルで敬意ある企業文化を育もうとし、それは今も続いています。

29. バリー・ディラー/ABC, PARAMOUNT, 20thCenturyFox 幹部

「こうなりたい」「ああなりたい」と特定の仕事や特定のキャリアを目標にするのはやめましょう。興味を持てるエリアを見つけ、とにかくハイウェイに乗ってみること。どこへでも行けるのですから。私は、自分のために働きたいと思ってきました。意思さえあれば可能なのです。善きにつけ悪しきにつけ自分の運命はコントロールできます。

30. デヴィッド・ゲフィン/ドリームワークス共同創業者

ドリームワークスの創設では、10億ドルを借金し、さらに10億ドルを調達したことで私は大きな責任を背負いました。ディズニーを解雇されたジェフリー・カツェンバーグを助けたかったですし、投資家に金が戻るまでは辞めたくなかった。責任を負うことで成功への道は開けます。ただ、情熱を持てないことをすべきではないとも学びました。

文=フォーブス ジャパン編集部

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