キャリア・教育

2018.03.16 15:00

目指すは「貫禄ある女性リーダー」 実践すべき3つのこと


体の動きや声も重要だ。女性は、肘を体のそばに引き寄せた姿勢や脚をきっちり組む姿勢、私物を小さくきれいにまとめるなど、できるだけスペースを取らないようにしがちだ。自分が小さく見えるような座り方をすれば自分の権威も小さく見えてしまう。また、高い声の話者は低い声の話者に対して、力がなく緊張しているように思われる。

ここでは、温かさと権威のどちらかを選ばなければならないわけではない。こうした微妙な非言語的合図を活用すれば、親しみやすいと思わせつつ権威があることを示せる。

3. 上級職を得るため真剣に努力する

コントロールできないこと

えこひいきや「男性中心主義」の考え方

コントロールできること

プレゼンのスキルを磨くこと。メッセージが明確で訴求力があり、簡潔ならば、聞き手に強い印象と影響を与えられる。簡潔にするコツは、メッセージを1文でまとめられるかどうかを自問すること。これができなければ、他人に伝える準備はできていない。

ちょっとした言葉の違いが大きな影響をもたらすこともある。「できません」ではなく「やりません」など、自分に決定権がある自立した言葉を使おう。また「間違っているかも」「あまり良いアイデアではないかも」のような前置きをしていると、自信のない人と思われる。

「えーと」「あの」などのつなぎ言葉も、準備ができておらず、確信が持てていないという印象を与えてしまう。(考えをつなげるときに間を置くようにすれば、こうした言葉を避けられる)。さらに「多分」「~のような」「~みたいな」「いくぶん」のような言葉を避ければ自信があるように聞こえる。

素晴らしい実績と熟達したコミュニケーションは、上級職に昇進するための前提条件でしかない。上級職に抜てきされるには、自分の才能や実績を他者に気づかせ、人脈を広く深く構築し、自分を指導し昇進できるよう支援してくれるメンターやスポンサーを探すことが必要だ。

シリコンバレーの上級指導者を対象とした調査によると、昇進する上で最も重要な要素は可視性だ。会社の役員は、あなたの才能や実績に気づいているだろうか? そうでなければ、重要プロジェクトへの参加を志願する、プレゼンを進んで行う、チームの成功を宣伝する、職能団体に積極的に参加するなどして、注目されるようにしよう。

他者からの評価を完全にコントロールすることはできないが、実は思っているよりもコントロールできる範囲は広いかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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