職場で信頼関係を構築する上で、コリンズが挙げる重要な点は次の通りだ。
1. 率直に振る舞い、偽りのない存在になること。自分の動機について、常に正直に、そしてオープンに説明する。
2. 人の意見を受け入れること。他者のフィードバックを自分から求め、聞き入れる。
3. 相手の立場になって考えること。他者のモチベーションになることは何か、何を必要としているかを理解するよう努める。
4. 人から受けた恩と同じだけ人に与えること。人間関係は両者の価値を基盤としており、一方通行にはなり得ない。自分だけが恩を受けているようではいけない。
5. 八つ当たりしない。関係者と直接コミュニケーションを取るようにする。
6. 臆測しない。他者の行動の裏にある動機を明確にし、理解しよう。
「誰かと信頼関係を築きたければ、自分をオープンにする意思を持つこと」とコリンズ。アーネスト・ヘミングウェーはかつて「誰かを信頼できるかどうか見定める最善の方法は、その人を信頼することだ」と述べている。